- DMMバヌーシー トップ
- サービス概要
- 購入特典
- メール会報(過去分)
- キングスコール、レコードでデビュー戦V!《会報2024-27号・特別号》
キングスコール、レコードでデビュー戦V!《会報2024-27号・特別号》
いつもDMMバヌーシーをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
7月21日 札幌競馬 第5レース 2歳新馬(芝1800m)において、キングスコールが見事勝利を収めました。
その勝利を記念し、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。
力強い走りで他馬を圧倒!
父にドゥラメンテ、母父にフランケルを持ち、近親に米GⅠ馬のベラミーロードがいるキングスコール(牡2・栗東・矢作芳人厩舎)。2022年産の当クラブ募集馬で最も早く満口となったこともあり、1歳時から注目度の高い1頭でしたが、今回のデビューに先立ち陣営が同馬に対して抱いていたイメージは「仕上がりに時間がかかるタイプ」「一度レースを使って2戦目以降に勝ち負け」というものでした。しかしながら、レース1週前に札幌競馬場で行われた追い切りで良い動きを見せると現地スタッフの評価が急上昇。直前の追い切りでも芝コースで4ハロン54秒5、しまい11秒2のタイムをマークし、初戦から好走の気配を漂わせる同馬でしたが、レース当日はパドックで放馬するアクシデントが発生、不安も多く入り混じる中でのゲートインとなりました。
周囲の不安をよそに好スタートを決め、やや促されて行き脚のついた同馬ですが、ハナを主張した1頭を先に行かせ、2番手の位置で折り合って最初のコーナーをカーブします。落ち着いた流れでレースが進むと思われましたが、向こう正面に入ると最後方にいた1頭がアウトコースから仕掛けて先頭まで突き抜けるような勢いで上がっていきます。これに呼応したもう1頭が競り合いながらハナを狙いますが、キングスコールも譲らずにギアを上げて対抗します。ペースアップに戸惑いを見せた逃げ馬が後退すると、代わって先頭に立ったキングスコールはアウトコースから上位を狙う2頭を引き連れて第4コーナーをカーブします。迎えた最後の直線で、鞍上からゴーサインが出ると力強く脚を伸ばし、ライバルを突き放してゴールを目指します。その後、危なげない走りを見せた同馬は後続に3馬身差をつけ、見事に1着でゴールイン。なお、勝ち時計の1分47秒8は札幌競馬場の2歳コースレコードを0.4秒更新する好タイムでした。
レース後、騎乗した藤岡佑介騎手は「矢作厩舎の馬らしく余裕残しの仕上げでした。パドックで放馬して心配しましたが、乗った方がいいようで返し馬から少し落ち着きました。ゲートは聞いていた通り速くて2番手を取れましたし、開幕週の馬場でスピードを生かせました。テンションの高さは課題ですが、今のところ走ってしまえば真面目です。ただ、気難しい面が走るのを嫌がる方に向く可能性もあるので、2戦目以降どうなるかだと思います」と振り返っていました。また、矢作調教師は「2000m以上の馬だと思っていましたし、パドックで放馬してテンションが高い中で勝ちましたので、能力は高いと思います。ただ、ご覧の通り気性の危うさを見せましたし、ジョッキーは上に抜けるような走りだったと言っていたので、課題もまだまだ残っています」と話していました。
100%の仕上げではなかったことや、レース前のアクシデントをものともせず、3馬身差をつけてのレコード勝ちとなりました。ただ、鮮やかな勝利の裏では、気性面を含めた課題も見つかりました。今後は成長を慎重に見守っていく必要がありそうですが、これだけ強い勝ち方をしたことに陣営は手応えを持っているようで、次走は短期放牧を挟んで、札幌2歳ステークス(GⅢ)を視野に入れているようです。大物感を見せる本馬の次走と今後の成長が楽しみでなりません。今後もキングスコールに温かいご声援をお願いいたします。
レース後の関係者コメントはホースマン情報局にて掲載しております。
取引ツールへログイン後の [ホースマン情報局]からご確認ください。
取引ツールにはこちらからログインいただけます。