所属馬ニュース

【タイムトゥヘヴン】
血統のドラマを凝縮した重賞初制覇

タイムトゥヘヴン ダービー卿チャレンジトロフィー 1着

2022/4/2 ダービー卿チャレンジトロフィー 1着

タイトルにあと一歩届かなかったタイムトゥヘヴンが念願の重賞制覇を飾りました。道中はほぼ最後方を進みましたが、直線で大外に進路を取ると目を見張る末脚で馬群を飲み込み、ゴール寸前で差し切りました。

大野拓弥騎手は「前々走で乗った時に脚があるのを感じていましたし、今日の芝コースは外からの差しが決まっていたので自信を持って外に出しました。これくらいは走れるという感触がありましたし、脚を使えればこの結果にも全く驚きはありません」と胸を張りました。

戸田博文調教師は「こんなにうれしいことはありません。直線の坂を上がってまとめてかわしていく姿に、母のキストゥヘヴンを重ねてしまい感無量でした。この馬に絶対重賞を取らせたいと思い続けてきましたが、まだ先があるのでさらに上を目指さなければという気持ちになりました」と満面の笑みを浮かべました。

2006年の桜花賞で戸田厩舎に初めてGI勝利を届けたキストゥヘヴンの仔が、16年後に同じ厩舎で重賞制覇を果たしました。クラブにとっては、大エースのラヴズオンリーユーの引退後に誕生した2頭目の重賞勝ち馬。たくさんの思いを乗せた、大きな大きな勝利となりました。

ページTOPへ