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【キングスコール】
ソダシのレコードタイムを破る鮮烈デビュー

キングスコール 札幌5R・2歳新馬 1着

2024/7/21 札幌5R・2歳新馬 1着

キングスコールがデビュー戦を鮮やかに飾りました。テンションが高くパドックで放馬するシーンもありましたが、レースが始まると好ダッシュから2番手へ。4コーナーで早々と先頭に立ち、ノーステッキで2着馬を3馬身突き放すと、掲示板には「レコード」の赤文字が点灯しました。

2020年の札幌2歳ステークスでソダシがマークした、札幌競馬場の2歳コースレコードを0.4秒更新する快勝。気難しさをのぞかせながらの勝利に、藤岡佑介騎手は「矢作厩舎の馬らしく余裕残しの仕上げでした。パドックで放馬して心配しましたが、乗った方がいいようで返し馬から少し落ち着きました。ゲートは聞いていた通り速くて2番手を取れましたし、開幕週の馬場でスピードを生かせました」と安堵の表情を浮かべました。

矢作芳人調教師は「テンションが高い中で勝ちましたので、能力は高いと思います。ただ、ご覧の通り気性の危うさを見せましたし、ジョッキーは上に抜けるような走りだったと言っていたので、課題もまだまだ残っています。気性面を考えてシュウジデイファームへの短期放牧を挟んでから、札幌2歳ステークスに向かいます」と気を引き締めました。

強烈なインパクトを放つ勝利でしたが、明確な課題も残りました。藤岡騎手は「今のところ走ってしまえば真面目ですが、気難しい面が走るのを嫌がる方に向く可能性もあるので、2戦目以降どうなるかだと思います」と前を見据えました。高い身体能力を競走成績につなげられるかは、ひとえに精神面の成長にかかっています。

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