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【ジーククローネ】
障害レース3戦目で歓喜のVゴール

ジーククローネ 新潟4R・障害4歳以上未勝利 1着

2025/5/4 新潟4R・障害4歳以上未勝利 1着

ジーククローネが障害戦で1年9か月ぶりの勝利を飾りました。序盤は中団につけましたが、徐々に進出して2周目の向こう正面で3番手へ。外から上がってきた馬につられるように一気に先頭に立つと、3コーナーで5馬身ほどのリードを取って逃げ込み態勢に入り、ゴール前で迫ってきた1番人気のフェーングロッテンを首差で退けました。

草野太郎騎手は「抜け出すとふわっとするのはわかっていたので、できれば前に出たくなかったのですが、飛越で前に出てしまう状況でしたし、馬の後ろにつけるとやめようとしたので、早めに動いてセーフティーリードを取る形に切り替えました。直線ではやめようとしていましたが、相手もやめようとしていてその分だけ何とか踏ん張れました」と激戦を振り返りました。

宮田敬介調教師は「昨秋の東京ダート2100mの走りを見て、これでは良くないなと障害転向を提案したのですが、クラブの理解や草野騎手の頑張りもあり、また勝つことができました」と試行錯誤の末の久々の勝利を喜びました。

長いトンネルを抜けての勝利は、クラブにとってJRA通算100勝目のメモリアルレースでもありました。草野騎手は「飛ぶごとに前に出てしまったように飛越は上のクラスでも通用すると思います」とオープンでの戦いを見据え、宮田調教師も「集中力が途切れないコースがいいと思うので、夏の福島で使えたらと考えています」とプランを口にしました。新たな舞台を見つけたジーククローネの競走生活第2章はこれから。輝かしい未来に向かって、個性派ジャンパーの走りは続きます。

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