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所属馬ニュース
【スウィッチインラヴ】
鞍上のゴーサインに応え、鼻差で差し切る
2025/8/17 中京3R・2歳新馬 1着
スウィッチインラヴがゴール前の激戦を制しました。スタート直後はハナに立つ勢いでしたが、内の馬に譲って2番手に控え、先頭から付かず離れずの位置で4コーナーをカーブ。残り200mで右鞭が入ると、逃げ込みを図る相手に1完歩ごとに迫り、鞍上が目一杯に体を伸ばして首を押すと、決勝線では測ったかのように鼻だけ前に出ました。
辛勝に映りましたが、坂井瑠星騎手は涼しい表情で振り返りました。「余裕がありましたし、楽勝でした。追い切り後はどうなるかと思いましたが、願っていた通り競馬に行っていいタイプでした。スローペースでしたが折り合えましたし、1番の馬が相手だと思っていたので先に行ってくれて作戦もはまりました。勝ててうれしいですが、正直ホッとした気持ちの方が強いです。無事に競馬を終えられてしかも勝ち切ってくれて今日は120点です」とパートナーをたたえました。
厩舎スタッフは「2日連続ありがとうございました。調教師がいない方が勝つんですかね(笑)。調教で頑張って教えていたことが少しずつ実を結んでいて、レースで随所に見えてうれしかったです。テンションが高いので大事にいきたいですし、少し間隔を空けてレースを使っていけたらと考えているので、調教師にはそう提案するつもりです。こんなに緊張したレースは久しぶりでしたし、返し馬の前は騎手の顔が青ざめていて引っかかりそうだなと思いましたが、競馬は完璧でした。しまいのひと押しは騎手の腕で、その辺りはさすが坂井瑠星でした」と満面の笑みを浮かべました。
無敗の3冠馬コントレイルの初年度産駒。父を管理した矢作厩舎にとって同産駒をレースに送り出すのは初めてでしたが、見事な初出走初勝利となりました。接戦を勝ち切り、今後の飛躍を予感させてくれるデビュー勝ちでもありました。振り返れば、日本調教馬初のブリーダーズカップ制覇(フィリー&メアターフ)を成し遂げたのは、クラブの代表馬ラヴズオンリーユーでした。ラヴからラヴへ、夢を追う熱いハートが受け継がれているとすれば、我々に新たな栄光をもたらしてくれるのはこの牝馬かもしれません。










