ミスセレンディピティ2024

2024年産から見初めた次世代のスター レイデオロ×BANUSYの方程式に乗れ

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■ピックアップコメント
レイデラルースにシンハナーダ。レイデオロ産駒との相性の良さに定評があるバヌーシーが、今年もレイデオロ産駒を迎え入れることになりました。

半姉ミッキーセレンディはセレクトセールで1億1340万円の値を付け、半兄ホウオウセレシオンは同じく2億5920万円で落札されました。市場で高く評価されてきたのは優秀な血統背景があればこそで、ミックスセールでの落札価格が税込み2860万円にとどまったのは思わぬ僥倖だったのかもしれません。

勝ち上がった兄3頭はダートでしたが、スマートで無駄肉の付かない体形と軽い身のこなし、反応のいい気性を持つ本馬は芝で持ち味を発揮してくれそうです。放牧地を俊敏に走り回るフットワークはトップアスリートのそれ。その動きをターフで忠実に表現できれば、大舞台での活躍が視野に入ってきます。

■配合診断
母はアルゼンチンで5勝を挙げ、エストレラスディスタフ大賞典(芝2000m)を制したGⅠホース。母系にもMalinche、Malibu QueenといったアルゼンチンのGⅠホースが並び、日本で定番となった南米血統の中でも質の高さが光ります。

母の産駒は、父キングカメハメハのホウオウセレシオンがJRAダートで2勝。キングカメハメハを父に持つドゥラメンテ産駒のダノンフューチャー、インテンソもダートで勝ち上がりました。キングカメハメハ産駒のレイデオロとの相性も良好でしょう。

父の産駒は母の父マンハッタンカフェのサンライズアース、ハーツクライのアドマイヤテラが長距離重賞を、エンパイアメーカーのトロヴァトーレがマイル重賞を制しました。ダート1000mのGⅠ馬、Not for Saleを母の父に持つ本馬の距離適性はスピード寄りと言えそうです。

■特記事項(2025年8月14日現在)
2025年1月末に歩様に乱れが生じ、レントゲン検査を行ったところ右後脚の後膝にボーンシスト(関節軟骨下骨嚢胞)が見つかり、同年3月14日にスクリュー挿入手術を行いました。術後の経過は良好で、現在は問題ありません。
※本馬の競走馬保険において、既往歴(関節軟骨下骨嚢胞)を原因とする事故については不担保となる可能性があります。

(最終更新日：2025年8月29日)