シェーングランツ2024

みんな大好きエフフォーリアの初年度産駒 超A級の母系と果てしない夢を描く

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■ピックアップコメント
2021年の年度代表馬エフフォーリアの初年度産駒がクラブにお目見えとなりました。

横山武史騎手の初GⅠ制覇となった皐月賞、コントレイルとグランアレグリアを撃破した天皇賞・秋、ファン投票1位に応えて堂々と制した有馬記念。3歳時のパフォーマンスは歴代屈指のもので、種牡馬としても大いに活躍が期待されます。滑らかな背中のラインとトモのボリューム、緩さを残しつつも柔らかな身のこなしを持つ本馬は、その期待に応えられそうな素質にあふれています。

母シェーングランツはディープインパクト産駒の重賞勝ち馬で、その半姉ソウルスターリングはオークス馬。いとこのスターズオンアースは2022年の桜花賞とオークスを制しました。質の高い母系に支えられ、父譲りのダイナミックなフォームで2027年のクラシックを沸かせてくれそうです。

■配合診断
ドイツ出身の牝系・通称Sラインは日本で大きくその血を広げていますが、その中でも近年の活躍が目立つのが祖母スタセリタの一族。自身は仏オークスなどGⅠを6勝した名牝で、母としてはソウルスターリング、サザンスターズ(スターズオンアースの母)、アルテミスSを制した本馬の母を送っています。スピードと成長曲線の早さを備えており、今後もクラシックをにぎわす馬が出てくることでしょう。

父エフフォーリアも2～3歳時に7戦6勝、2着1回の完成度を誇った馬で、本馬も仕上がりの早い中距離馬に育ちそうです。

父の父エピファネイアはディープインパクト牝馬との間から菊花賞2着のアリストテレス、オーソクレース、同3着のディヴァインラヴを送りました。父が向かわなかった3歳秋の3000mで躍動するシーンが見られるかもしれません。

■特記事項(2025年8月14日現在)
本馬はさく癖があります。

(最終更新日：2025年8月29日)