オデュッセイア2024

2025年募集の希望枠はこの馬 隠れていた才能が大舞台で目を覚ます

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■ピックアップコメント
セレクトセール1歳セッションの最終盤から、大化けが期待できる若き才能を手に入れることができました。

額に燦然ときらめく星、両後ろ脚にインパクトを残す白いソックスは、セレクトセールでの落札価格1200万円からレーティング世界一へと駆け上がった父ジャスタウェイにそっくり。強靭な筋力から生まれる踏ん張りの強さが、ハイレベルの脚力を想起させます。ゆったりとした身のこなしと雄大なフットワークには大物感が漂っており、5月生まれで今後さらに成長が見込める点も大きな魅力です。

性格は穏やかで人前に出されても動じることがなく、淡々と歩を進めていく姿は寡黙で腕の立つ職人のよう。自分の仕事をきっちりとこなした先に、9億円を超える賞金を獲得した父のようなサクセスストーリーが待っているかもしれません。

■配合診断
母系は1973年産のサワーオレンジを起点とする一族で、4代母がオークス馬シャダイアイバー。祖母ドライアッドの半兄にペインテドブラック(ステイヤーズS、青葉賞)がおり、祖母の全姉クリスマスツリーの分岐からユールシンギング(セントライト記念、新潟大賞典)が、祖母の半妹ギミーシェルターの分岐からジャスティンカフェ(エプソムC)が出るなど、定期的に活躍馬を送っています。

ヴィクトワールピサは母の父としてパンジャタワー(NHKマイルC)を筆頭にアートハウス、ウォーターリヒト、オニャンコポンと4頭の重賞勝ち馬を送っていますが、重賞6勝は全て芝。また本馬と同じトニービンの4×3を持つジャスタウェイ産駒はロードマイウェイがチャレンジCを制しています。母系の傾向も加味すると、適性は芝の中距離にありそうです。

■特記事項(2025年8月14日現在)
本馬は2024年12月30日に左後脚の飛節に対してOCD(離断性骨軟骨症)手術を実施しています。術後の経過は良好で、現在は問題ありません。
※本馬の競走馬保険において、既往歴(離断性骨軟骨症)を原因とする事故については不担保となる可能性があります。

(最終更新日：2025年8月29日)