タイムトゥヘヴンが鮮やかな末脚で重賞制覇!《会報2022-12号・特別号》

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4月2日 中山競馬 第11レース ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ・芝1600m)において、タイムトゥヘヴンが見事勝利を収めました。
その勝利を記念し、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。

最後尾から上がり3ハロン33.7秒の末脚で他馬をごぼう抜き!

タイムトゥヘヴンの様子

ここ3走は消化不良のレースが続いていたタイムトゥヘヴン(牡4・美浦・戸田博文厩舎)ですが、中間は体調も良く、軽めの調整ながらキビキビとした動きを見せていました。前走からプラス4kgの488kgでGⅢ・ダービー卿チャレンジトロフィーのスタートを待ちます。
スタート後、他馬が激しい先行争いを繰り広げる中、タイムトゥヘヴンは抑えて後方に待機します。レースは前半600mが34.2秒と先行勢が速いペースで引っ張りますが、3コーナーあたりから後方勢も追い上げを開始。隊列が短くなり一団となった馬群が直線になだれ込む中、タイムトゥヘヴンは大外に進路を取ります。直線半ばでも後方の位置取りでしたが、エンジンがかかり中山競馬場の急坂を上り始めると一頭だけ違った脚色を見せました。他馬をまとめて飲み込み、2着馬にアタマ差先着したところでゴール、見事重賞初制覇の瞬間を迎えました。
レース後、騎乗した大野拓弥騎手は「前々走で乗った時に脚があるのを感じていましたし、今日の芝コースは外からの差しが決まっていたので自信を持って外に出しました。脚を使えればこの結果にも全く驚きはありません」と振り返っていました。また、戸田調教師は「直線の坂を上がってまとめて交わしていく姿に、母のキストゥヘヴンを重ねてしまい感無量でした。この馬に絶対重賞を取らせたいと思い続けてきましたが、まだ先があるのでさらに上を目指さなければという気持ちになりました」と話していました。
今後の予定は脚元や馬体を見てからとなりますが、マイル重賞を勝利したことで春の大目標は安田記念(GⅠ・芝1600m)となりそうです。桜花賞馬を母に持つ素質馬が、そのポテンシャルを十分に開花させたことで、今後のさらなる活躍が期待されます。これからもタイムトゥヘヴンへのご声援をよろしくお願いいたします。

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