クロニクルノヴァ、夏の函館で待望の勝ち上がり!《会報2022-24号・特別号》

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7月2日 函館競馬 第3レース 3歳未勝利(芝1800m)において、クロニクルノヴァが見事勝利を収めました。
その勝利を記念し、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。

10戦目で決めた!好騎乗も光る会心の勝利!

クロニクルノヴァの様子

これまで9戦して掲示板に5回載る等、勝ち切れないながらも大崩れなく走ってきたクロニクルノヴァ(牡3・栗東・武幸四郎厩舎)。3月のレース後は北海道開催を目標に、ノーザンファームしがらきでの調整を経て函館競馬場に移動。馬場や仕上がり状況を慎重に見極めつつレースを選定し、今回の復帰となりました。当日は前走からプラス2kgの馬体重478kgでゲートインを迎えました。
スタートでやや後手を踏んだものの、ダッシュを利かせて5番手につけ、折り合い良く道中を進みます。レース後半、ペースが上がり始めたところでジワリと進出を開始、2、3番手の位置取りで4コーナーを回ります。直線では1番人気馬が逃げ切り態勢に入りますが、残り150m程のところから一完歩ごとにその差を縮めるクロニクルノヴァ。ゴール直前で先頭に立った同馬は連れて追い込んできた2着馬を0.2秒差で振り切り、待望の初勝利を挙げました。
レース後、騎乗した浜中俊騎手は「ペースが上がった時に馬がやめようとしましたが、厩舎からそういうところがあると聞いていたので、馬を怒らせるような形で追ったら反応してくれました。前に馬がいて、後ろからも追ってくるような展開になり、ハミを噛んでから気を抜くことがない最高の形になりました。この時期に勝ち切れて良かったです。まだ馬は緩いので成長してくると思います」と振り返っていました。また、武幸四郎調教師は「牧場から帰ってきた時は状態が良かったのですが、少し太く蹄に蟻洞があったため調整に苦労しました。難しいタイプの馬なので、担当者を変えずに函館に行かせて本当に良かったです。この馬はセリの時から手掛けたいと思っていたので、最低限の責任を果たせてホッとしました」と話していました。
この後はノーザンファーム早来へ放牧に出る予定です。一息入れながら成長を促し、リフレッシュ後は札幌競馬で復帰を見込んでいます。精神面の若さや馬体の緩さ等、まだまだ伸び代を見せる同馬には今後のさらなる成長と飛躍が期待されます。

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