若駒も古馬も多数出走！年末にかけても要注目！《会報2022-35号》

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バヌーシーのメール会報をお送りします。

クラブ近況と所属馬のレース結果について

2022年度募集馬について新たにファイナルドリーム2021(牡1・父モーリス・栗東・池江泰寿厩舎)が満口となりました。
ご出資をいただけたお客様へ、改めて御礼申し上げます。

また、現在募集中となっている馬で、11月25日8時現在、ウアラネージュ2022(牝0・父ミッキーアイル・厩舎未定)も残口が【150口以下】となりました。
出資をご検討中のお客様は残口数にもご留意いただきますようお願いいたします。

「ありがとうキャンペーン」(※)は現在も実施中で、年内までキャッシュバック率が最大30%となっております。対象のお客様はこの機会を逃さぬよう出資をご検討いただければ幸いです。

購入の早い順に4口がキャッシュバック対象となります。
キャッシュバックの上限金額は、2,000口募集馬で最大1万円、4,000口募集馬で最大5千円です。
ウアラネージュ2022、ファイナルドリーム2021は本キャンペーン対象外となります。

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さて、先週・先々週のレースの振り返りをお届けします。

まずはドリームインパクト(牡6・美浦・国枝栄厩舎)。11月12日東京競馬第12レース 3歳以上2勝クラス(芝1800m)に前走よりマイナス4kgの馬体重496kgで出走しました。約7か月ぶりの出走でしたが、早い流れをスムーズに追走。迎えた直線ではジワジワと前に迫りますが、勝ち馬から0.8秒差の4着に敗れました。
騎乗した坂井瑠星騎手は「ある程度前に行こうと思っていましたが、流れが速かったですし、距離も少し短かったかなと思います。それでも最後まで一生懸命走ってくれました」と話していました。次走は12月25日(日) 中山競馬第9レースグッドラックハンデキャップ(3歳以上2勝クラス・芝2500m) に照準を合わせており、距離延長で巻き返しを図ります。

続いて、エターナルハート(牝5・栗東・今野貞一厩舎)は11月13日福島競馬第7レース 3歳以上1勝クラス(芝1200m・牝馬限定)に前走よりマイナス20kgの馬体重392kgで出走。3番手でレースを進めると、最後の直線では少しずつ差を詰めにかかります。しかし、前を捉えきれぬまま大外からも交わされ、4着でゴールしました。
今野調教師は「調教でしっかり負荷をかけて臨んだ分、馬体重が減ってしまいました。レース前からここが勝負という気持ちでしたので、勝たせたかったです」と悔しさを滲ませていました。馬体はレース後にすぐ戻ったこともあり、在厩にてコンディションを整え、12月3日(土) 阪神競馬第7レース 3歳以上1勝クラス(ダート1200m・牝馬限定)に武豊騎手の手綱で臨むこととなりました。決め手に欠ける同馬がダートでどの様な変わり身を見せてくれるかに注目です。

シンハリング(牝5・美浦・国枝栄厩舎)は11月13日東京競馬第10レースユートピアステークス(3歳以上3勝クラス・芝1800m・牝馬限定)に前走から増減なしの馬体重504kgで出走。4番手の位置を追走し、最後の直線で前を捕まえに行きたいところでしたが、伸びを欠き10着に敗れました。
国枝調教師は敗因を「前走から競馬をやめるような面が出ているのが大きいように思います」と分析しており、次走は距離を短縮し12月28日(水) 中山競馬第12レースカウントダウンステークス(3歳以上3勝クラス・芝1600m) への出走に向けて調整を続けています。

ラヴィエント(牝4・盛岡・伊藤和忍厩舎)は11月15日盛岡競馬第11レース夢・希望　未来へ前進 (B1一組・ダート1800m)に前走よりマイナス5kgの馬体重484kgで出走しました。スタート後は中団を追走しますが、3コーナーで手応えが怪しくなると後退し、挽回できず10着に敗れました。
伊藤調教師は「クラス的にも精一杯の走りをしているんだと思います。走る気持ちが以前いた時よりもなくなっている感じもしています」と話していました。レース後に背腰の疲れにより長期休養を要する状況が判明し、近走の成績を踏まえ検討した結果、同馬は本レースをもって引退、サラブレッドオークションに出品されることとなりました。中央で惜しいレースが続き、移籍した盛岡で1勝を挙げられたことは嬉しくもありますが、同時に最後の勝利となったことが残念でなりません。全国各地で奮闘してくれた同馬の今後が幸せであるよう心から願っています。これまで応援をいただいた皆様へ、ここに改めて御礼を申し上げます。

2歳馬からはレジェンドシップ(牡2・栗東・奥村豊厩舎)が11月19日阪神競馬第4レース 2歳未勝利(芝2000m)に出走。馬体重は前走から増減なしの458kgでした。道中は後方で待機し末脚に懸ける展開となりますが、前走の様な切れ味は見られず9着に敗れました。
奥村豊調教師は「今日は集中せず競馬に参加できていませんでした。前回のワンターンの方が集中力が切れるポイントが少なかった分、走れたのかなとも考えています」と敗因を分析していました。今後は一度放牧で立て直しを図ります。デビュー前から課題とされてきた気性面は及第点の様ですが、今回の放牧でもう一回り成長し、初勝利を掴んでほしいところです。

ハーツシンフォニー(セン5・美浦・辻哲英厩舎)は11月19日東京競馬第8レース秋陽ジャンプステークス(障害3歳以上オープン・芝3110m)に前走からプラス2kgの馬体重468kgで出走しました。後方に陣取り、徐々に位置取りを上げていきたい同馬ですが、この日は騎乗した石神深一騎手が「道中気を遣ったことで集中力が切れてしまった印象」と語る様に、良いところを見せられず10着に敗れました。
その後の診断でレース中に肺出血を発症していることが分かりました。一旦放牧に出て経過を観察しながらにはなりますが、春を迎えてからの始動が検討されています。

続いてはディープモンスター(牡4・栗東・池江泰寿厩舎)です。11月19日阪神競馬第11レースアンドロメダステークス(L・芝2000m)に前走よりマイナス2kgの馬体重464kgで出走。ちょうど真ん中程の位置を進み、最後の直線で追い出し前を捉えにかかります。伸びてはいますが、先に抜け出した勝ち馬には0.2秒届かず2着でゴールしました。
池江調教師は「前回は緩さもありコーナーでうまく加速できませんでしたが、今回はスムーズに加速していたのでその辺りは良かったかなと思います。騎手には緩さと競馬を使っていった方が良いと言われたので、年内にもう1戦したいと思います」と話しており、一定の収穫はあったようです。現在は状態を見ながら続戦を検討している段階で、今度こそ惜敗続きにピリオドを打ってくれればと思います。

ヴェールアンレーヴ(牝3・美浦・宮田敬介厩舎)は11月19日東京競馬第12レース 3歳以上1勝クラス(芝1600m)に前走よりマイナス6kgの馬体重450kgで出走しました。前走と同じような展開で好ダッシュから6番手につけると、絶好の位置取りで直線を向きます。追い出すと先頭に迫る勢いを見せますがラスト100mあたりで上位馬と同じ脚色になってしまい、勝ち馬と0.2秒差の4着でゴールしました。
宮田調教師は「今日はジョッキーがいい状態だと感じたようで強気に運んでくれました。あまり長く脚を使えないのと、距離もベストから1ハロン(約200m)長い分、最後に甘くなってしまった印象です」と話しており、良い形を作れただけに悔しい敗戦となりました。今後については、優先出走権を生かして続戦するか放牧するか、状態を見て判断する予定です。

最後はアバンチュリエ(牡3・美浦・大竹正博厩舎)です。11月20日東京競馬第12レース 3歳以上2勝クラス(芝1400m)に前走よりマイナス2kgの馬体重472kgで出走しました。課題のゲートは立ち上がることなくしっかりと駐立し、タイミングが合わずワンテンポ遅れましたが、9番手から徐々に位置取りを上げていきます。最後の直線では狭いところを縫って前を追いますが、先頭には届かず5着でゴールしました。
大竹調教師は「負けてはしまいましたが、内容としては今までで一番いいレースでした」と話しており、今後に向けて良い感触がつかめたようです。短期放牧を挟み年末から年明けのマイル戦を視野に入れ調整を続けます。

出走予定のご案内

続いて前述のエターナルハートを除く今週から来週までの出走予定についてご案内します。

まずはジーククローネ(牡2・美浦・宮田敬介厩舎)。11月26日(土) 東京競馬第3レース 2歳未勝利(芝1800m)に出走します。前走は見せ場十分の2着で、ここまで順調に来ています。現状ではベストの距離となりそうな同舞台でリベンジを果たしてくれることを願っています。

11月26日(土) 東京競馬第11レースキャピタルステークス(L・芝1600m)にはタイムトゥヘヴン(牡4・美浦・戸田博文厩舎)が出走します。重賞ウィナーであり実績で上位の同馬にとって負けられない一戦となりますが、中間は順調に乗り込まれ好調をキープしています。ジャパンカップ(GⅠ)に合わせて来日中のドイツのトップジョッキー・B.ムルザバエフ騎手を背にどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみです。

11月27日(日) 阪神競馬第8レース 3歳以上2勝クラス(ダート1400m)で3か月ぶりの戦線復帰となるのはスターズプレミア(牡5・栗東・池江泰寿厩舎)です。2勝クラスでは苦戦が続いていますが、まずは初勝利を挙げた所縁のあるこの舞台で少しでも前進ができればと思います。

グランデスフィーダ(牡2・栗東・池江泰寿厩舎)は12月3日(土) 中京競馬第1レース 2歳未勝利(ダート1800m)にエントリー予定です。前走3着となって以降、チャンピオンヒルズでじっくりと乗り込まれており、帰厩後の追い切りからは成長がうかがえます。どこまで前進してくれるか期待が高まります。

12月3日(土) 中山競馬第9レース葉牡丹賞(2歳1勝クラス・芝2000m)にスタンバイするのはシャンドゥレール(牡2・美浦・国枝栄厩舎)。中間も順調で、リステッド競走2着の実績からもここは負けたくない舞台です。来年のクラシック戦線に名乗りを上げられるか、レースを楽しみに待ちたいと思います。

また、ヴァンビスタ(牝2・栗東・矢作芳人厩舎)が12月4日(日) 阪神競馬第5レース 2歳新馬(芝1800m)を本線に、来週デビューを迎える予定です。ゲート試験合格後やや間隔は空きましたが、その分成長が見られます。「勝つところに行きます」という矢作調教師の言葉も頼もしく、初戦から期待が出来そうです。

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