ヴェールアンレーヴが1年ぶりの勝利!《会報2023-16・特別号》

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5月7日 東京競馬 第7レース 4歳以上1勝クラス(芝1400m)において、ヴェールアンレーヴが見事勝利を収めました。
その勝利を記念し、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。

雨が降りしきる中、直線で鮮やかに抜け出して勝利!

ヴェールアンレーヴが先頭でゴールを駆け抜けている画像

昨春、初勝利を挙げた後は掲示板は外さないものの、なかなか勝ちきれないレースが続いたヴェールアンレーヴ(牝4・美浦・宮田敬介厩舎)。前走5着となってからは間隔が開きましたが、同馬に合う東京競馬場でのレースを求め満を持しての出走となりました。当日はあいにくの空模様であることに加え、レース前には同レースにエントリーした1頭が返し馬で落馬、競走除外となるなど通常とは異なる雰囲気の中、ヴェールアンレーヴは目の前のレースに集中している様子でスタートの刻を待ちます。
最内枠から抜けたスタートを切りますが、外から行く先行勢を前に見つつ7番手に控えます。前半3ハロンが34秒0とやや速いペースで流れる中、しっかりと折り合ってインコースを進むヴェールアンレーヴ。迎えた最後の直線では先行馬を前に置き、脚を溜めながら機をうかがいます。前に1~2頭分のスペースが開いたところで満を持して進出を開始すると、先頭を走る1頭にすんなりと並びかけます。少々の抵抗に遭いましたが、残り200m程でムチが入るとグンと加速し、あっという間に相手を抜き去りました。そのまま後続の追撃も抑え、2着に1馬身3/4差をつけ見事2勝目を挙げました。
レース後、騎乗した戸崎圭太騎手は「久しぶりに乗りましたが、だいぶ良くなっていると感じました。集中して走れていましたし、追い出してから左右にもたれることもなくしっかり伸びてくれました。いい勝ち方をしてくれました」と振り返っていました。また、宮田調教師は「体重が減ってしまったのは不満でしたが、走りは良かったと思います。直線は前を壁にして追い出しを待つ形で、ずっと乗ってきた戸崎騎手が馬の特徴を踏まえて乗ってくれました。春のうちに1勝クラスを突破できて良かったです。次は6月3日の東京・由比ヶ浜特別も考えたのですが、雨の中を体重減で走りましたので、少し延ばして6月17日の東京・相模湖特別を目標にしようと思います。3週ほど放牧してリフレッシュさせようと思っています」と話していました。
完璧なレース運びで挙げた勝利は、ちょうど1年ぶりの美酒となりました。2勝目までにやや時間を要しましたが、鞍上の戸崎騎手が同馬の成長を口にしているように、力はついています。この勝利をステップとした今後の飛躍が期待されます。

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