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力強い末脚を見せたディープモンスターがリステッド勝ち!《会報2023-39号・特別号》
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11月18日 京都競馬 第11レース アンドロメダステークス(L・芝2000m)において、ディープモンスターが見事勝利を収めました。
その勝利を記念し、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。
本格化が見えた!自身3度目となるオープン勝ちで来年は重賞獲りへ!
休み明けだったものの自信を持って臨んだ前走は「負けて強し」の内容ではあるものの3着に敗れたディープモンスター(牡5・栗東・池江泰寿厩舎)。3歳時は牡馬クラシック戦線で戦った同馬からすると、近走は物足りない戦績が続いていますが、レース後は体調も安定し、直前の追い切りでも良い動きを見せています。中4週となったレース当日の馬体重は前走から+2kgの464kg、1番人気に推されゲートインしました。
大外枠から五分のスタートを切った後は内枠の先行勢を見て、抑えながら好位集団に収まりました。レースは前を行く2頭が後続をやや離して逃げ、前半1000mが59秒4で流れる中、折り合って進むディープモンスター。勝負所では他馬のペースアップを横目にじっと我慢して最終コーナーをカーブ、迎えた最後の直線では大外に持ち出してラストスパートを開始しましたが、先頭まではまだ7、8馬身差。果たして届くのか?周囲の心配をよそにエンジン全開となったディープモンスターは、力強く脚を伸ばします。メンバー最速の上がり3ハロン34.5秒の末脚を披露し、鮮やかに差し切った同馬は見事9か月半ぶりの勝利を飾りました。
レース後、騎乗した浜中俊騎手は「厳しい枠だったため、スタートしてポジションを取りにいったところ引っかかりました。馬の後ろで我慢できたら良かったのですが、うまく入れられず斜め後ろからずっとあおられる形になり、しんどい競馬でした。3コーナーであおっていた馬が前に行ってくれて、そこでようやくハミが抜けてリズムが良くなりましたが、前半のペースを考えるとついていくのは早すぎると思い、仕掛けを遅らせました。58kgで外からねじ伏せることができたので、やはり能力は相当です。距離は2000mまでかなと今回改めて感じました。もう重賞に行くしかないと思いますし、2000mくらいの重賞を勝たないといけない馬だと思います」と振り返っていました。
また、池江調教師は「58kgで大外枠という厳しい条件でしたが、力を出せばこれくらいの結果は当然です。やはり能力は相当あると思いますし、来年に向けてここで休みを入れて英気を養います。今年の頭に小倉を使った時にすごくいい内容だったので小倉大賞典を考えていますが、ハンデ戦のため斤量が重くなりそうです。それでも今日の走りならやってくれると思います。前回の競馬がアンラッキーだったと証明できて良かったです。来年はこの馬で必ず重賞を取ります」と話していました。
今回の勝利は同馬にとってオープン3勝目となりました。レース後の脚元や馬体を見てからの判断とはなりますが、次走は年明けの重賞となりそうです。着差以上に強い内容となった今回の勝利に、陣営は今後の重賞戦線での活躍を信じており、その先には大きな舞台が待っているのではないでしょうか。いよいよ本格化してきたディープモンスターに引き続き温かいご声援をお願いいたします。
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