グランベルナデットが快勝でオープン入り!《会報2024-03号・特別号》

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1月20日 中山競馬 第11レース 初富士ステークス(3勝クラス・芝2000m)において、グランベルナデットが見事勝利を収めました。
その勝利を記念し、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。

横綱相撲で後続を完封!再び重賞戦線へ!

グランベルナデットが先頭でゴールを駆け抜けている画像

3歳春に忘れな草賞(L)を勝ち、GⅠ戦線での活躍が期待されたものの、秋の復帰戦以降は思うような走りを見せられず、悔しい日々を過ごしていたグランベルナデット(牝4・美浦・大竹正博厩舎)。陣営は負けたレースの敗因をはっきりと分析しており、得意な形に持ち込みさえすれば好勝負できる手応えを持っていました。しかし、大敗が続くようであればダート路線への転換も視野に入れており、今後を占う意味で大きな意味を持つ一戦に、前走から+4kgの馬体重512kg、単勝3番人気でゲートインしました。

五分のスタートを切ったグランベルナデットは、やや促されると無理なく2番手を確保、最初のコーナーをカーブします。隊列が決まった後は、各馬の位置取りに入れ替わりはなく淡々とレースは進みます。レース後半、全体のペースが上がってもグランベルナデットは2番手を守り万全の態勢で最後の直線を向くとすぐに逃げ馬を競り落とし、早くも先頭へ。ゴール前の急坂に差し掛かっても脚色が衰えることはなく、後続の追い込みを完封した同馬は1着でゴール、見事オープン入りを果たしました。

レース後、騎乗した横山武史騎手は「完璧な競馬ができました。大竹先生と事前に相談した通りスムーズに立ち回れて、気分を損ねることなく走ってくれました。少し水分を含んだ馬場もこなしてくれました。ゲートはレース前に練習した時も、本番も問題ありませんでした。芝のこれくらいの距離は合っています」と振り返っていました。

また、大竹調教師は「忘れな草賞を勝った時と同じような、いい形で運ぶことができました。自分の形に持ち込めば走れることがわかりましたし、オープンに上がれて良かったです」と話していました。

なかなか歯車が嚙み合わず、苦しい時期を過ごした同馬にとって、実に9か月ぶりの勝利となりました。レース翌日の馬体チェックでは大きなダメージもなく、今から次走が楽しみでなりません。堂々としたレース運び、着差以上に強い内容だったことから、今後は3月の中山牝馬ステークス(GⅢ・芝1800m)や4月の福島牝馬ステークス(GⅢ・芝1800m)等を目標に調整を進めることとなりそうです。再び重賞戦線を賑わし、大舞台での戴冠を夢見るグランベルナデットに今後も温かいご声援をお願いいたします。

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