ドリームクルーズが遂に初勝利!《会報2024-21号・特別号》

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6月2日 東京競馬 第3レース 3歳未勝利(芝1400m)において、ドリームクルーズが見事勝利を収めました。
その勝利を記念し、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。

惜敗続きに終止符!激戦を制して勝ち上がり!

ドリームクルーズが先頭でゴールを駆け抜けている画像

デビュー2戦目となる2月のレースで4着となった後は約1か月おきの出走で3着、2着、2着と悔しいレースが続いてきたドリームクルーズ(牝3・美浦・戸田博文厩舎)ですが、コンスタントに出走しているにもかかわらず、疲れを見せず、メンタルも安定していました。直前の追い切りでは美浦のウッドチップコースで5ハロン67秒3、しまい11秒4のタイムをマークし好調をアピール。今回は初めて臨む1400m戦でしたが、これまでの戦績と状態を評価され、単勝2.5倍の1番人気に推されゲートインしました。

スタート直後は好ダッシュを決められず、インコースから出た5、6頭が先行集団の形成を試みますが、同馬は強気にそれらを交わしていき2番手に付け3コーナーをカーブ。前半3ハロンを34秒9で通過した隊列が大きな出入りを見せないまま最後の直線を迎えると、各馬が仕掛けどころを模索する中、ドリームクルーズは残り400mを切ったあたりでムチが入り、坂を駆け上がりながらゴールを目指します。残り200m付近で、逃げ馬に馬体を併せにいくと相手が外に寄れるアクシデント。ドリームクルーズと後続の1頭の進路が外に弾かれる形になりましたが、慌てずに態勢を立て直すと改めて逃げ馬に迫り、頭一つ抜け出します。後続馬の追い込みもあり、5頭ほどが横一線で並ぶ激戦となりましたが、これを制したドリームクルーズが1着でゴール。見事に初勝利を飾りました。

レース後、騎乗した横山武史騎手は「外枠で出たなりで運ぶとかなり外を回らされそうだったので、無理をして2番手を取りにいきました。その分、最後は苦しくなりましたが、よく頑張ってくれました。前走は仕掛けを待ちすぎて瞬発力勝負になってしまい、今回は早めの仕掛けを意識していたので勝てて良かったです。体が大きくてまだ緩さを感じる馬です。未勝利戦の期間があまりなくなってきたので今日は1400mを提案して勝ちにいきましたが、完成してくれば1600mでも問題ないと思います」と振り返っていました。

また、戸田調教師は「惜しいレースが続いていたので勝てて良かったです。横山武史騎手が積極的に運んで持ち味を引き出してくれました。ジョッキーも言っていた通り、今日は1400mで勝ちましたがマイルでも問題ないと思います。まず1勝できましたので、様子を見ながら次のプランを立てたいと思います」と話していました。

ここまであと一歩で勝ち切れなかった鬱憤を晴らす、見事な勝利となりました。脚元等の状態を見ながら今後を考えることになりますが、未勝利を脱出できたことで余裕を持ったレースプランを立てられるようになりました。さらなる成長力を秘めているはずのドリームクルーズに、これからも温かい声援をお願いいたします。

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