レイデラルースが好時計をマークし2勝目!《会報2024-24号・特別号》

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6月29日 福島競馬 第9レース 開成山特別(3歳以上1勝クラス・芝2600m)において、レイデラルースが見事勝利を収めました。
その勝利を記念し、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。

見事なレース運びを見せて掴んだ2勝目!

レイデラルースが先頭でゴールを駆け抜けている画像

昨年9月に初勝利を挙げてから、なかなか結果を残すことができていなかったレイデラルース(牡3・美浦・手塚貴久厩舎)ですが、距離を徐々に伸ばし迎えた前走の新緑賞では3コーナー手前から一気に捲る競馬で見せ場をつくり、勝ち馬から0.6秒差の6着と健闘しました。これまでより長い距離を選択して臨む一戦で好勝負が期待される中、レース当週の追い切りでは美浦のウッドチップコースで5ハロン69秒5、しまい1ハロン11秒8(馬なり)と上々の動きを見せており仕上がりは順調。この日は前走から増減なしの馬体重486kg、単勝3番人気でのゲートインとなりました。

スタートでは他馬より頭ひとつ抜けたものの、内から先手を狙う数頭を先に行かせつつ最初のコーナーを回ります。途中で外から上がり先頭に立つと後続に3馬身程の差をつけて1周目のスタンド前を通過。主導権を取った同馬はその後、マイペースで飛ばしリードを6馬身程まで広げましたが、勝負所に差し掛かると後続馬がペースを上げ、ライバルと見られていた1番人気馬が急接近してきます。ほとんど差がない状態で2頭は最終コーナーをカーブすると、勢いに勝る相手に一瞬交わされかけましたが、ここで闘志に火が着いたレイデラルースは二枚腰を発揮。しぶとい伸び脚を見せて相手を競り落とし、再度先頭に立ってゴールを目指します。後方から追い込んできた別の上位人気馬にゴール前で迫られましたが、これを1馬身差抑えたレイデラルースは先頭でゴール、見事に2勝目を挙げました。

レース後、騎乗した津村明秀騎手は「ペースが遅くなりそうだったので、 リズムを崩さないように逃げる形を選択しました。気分良くいいペースで運べましたし、後ろの馬が来た時に反応もありました。速い脚は使えないですが1ハロン(約200m)12.5秒でどこまでも走れそうなタイプで、ワンペースなのでダートも合いそうです。当面はローカルを中心に芝の長距離を使って、ゆくゆくはダートに行ってもいいかもしれません。今日は全ての条件がそろいましたが、いい走りをしてくれました」と振り返っていました。また、手塚調教師は「道中は少し離しすぎかなと思いましたが、ジョッキーは上がり35秒で押し切るイメージだったようで、その通りに勝ったので見事だったと思います。先行馬が残りやすい開幕週の馬場をうまく生かせました。瞬発力がないので東京や新潟の外回りだと切れ負けしてしまいますが、しぶとさを生かせる条件なら今後も頑張ってくれると思います」と話していました。

切れ味不足と口向きの悪さ等、さまざまな懸念があった中、それぞれが良い方向に噛み合って、走破時計も優秀な一戦となりました。今後については馬体、脚元等を見てからとなりますが、津村騎手、手塚調教師ともに同馬の特徴や適性を掴みつつあるようで、力を出し切れる舞台を狙いすまして、さらなるステップアップを目指していきたいところです。今後もレイデラルースに温かいご声援をお願いいたします。

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