2歳馬デビュー続々！募集馬情報にも要注目！《会報2024-35号》

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募集馬情報のご案内

9月20日、レインオンザデューン2023(牝1・父オルフェーヴル・栗東・矢作芳人厩舎予定・2000口募集・1口価格26,000円)が満口となりました。出資をいただいたお客様へ、ここに改めて御礼を申し上げます。

なお、4日0時現在、前号のご案内時より残口状況に変化があった募集馬は以下の通りです。

【残口が「残り約半分」】: コスモポリタンクイーン2023(牝1・父エピファネイア・栗東・中内田充正厩舎予定・2000口募集・1口価格50,000円); シルバーバレットムーン2023(牝1・父ミッキーアイル・栗東・池添学厩舎予定・2000口募集・1口価格9,000円)
【残口が「残りわずか」】: ラヴズオンリーユー2024(牡0・父レイデオロ・栗東・矢作芳人厩舎予定・4000口募集・1口価格45,000円); スウィッチインタイム2023(牝1・父コントレイル・栗東・矢作芳人厩舎予定・2000口募集・1口価格60,000円); ナオミエキスプレス2023(牝1・父ビッグアーサー・栗東・矢作芳人厩舎予定・2000口募集・1口価格14,000円); アイワナシーユー2023(牡1・父キセキ・美浦・辻哲英厩舎予定・2000口募集・1口価格5,000円)

ラヴズオンリーユー2024(牡0・父レイデオロ・栗東・矢作芳人厩舎予定・4000口募集・1口価格45,000円)につきましては、募集締切を2025年2月28日(金)に延長することとなりました。同馬を含めた募集馬一覧は以下よりご覧いただけます。

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また、キャッシュバックキャンペーンは今月以降も引き続き実施しております。年内はキャッシュバックの還元率が10%と、まだ実質的な負担を抑えてご出資をいただける期間がございますので、是非この機会に出資をご検討ください。

アイワナビリーヴ2023、ラヴズオンリーユー2024を除く2024年度募集馬のすべてが対象となります。
1口あたりのキャッシュバック金額の合計は最大で1万円です。
キャッシュバック実施日は支払方法に応じて異なります。

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所属馬のレース結果について

さて、ここからは先週・先々週のレース結果を振り返ります。

1頭目は連闘での出走となったエールトゥヘヴン(牡5・美浦・戸田博文厩舎)です。9月21日中山競馬第4レース 3歳以上1勝クラス(芝 1200m)に前走から-6kgの馬体重470kgで出走。中団からやや後方のポジションでレースを進め、最後の直線ではアウトコースから前との差を詰めにかかりたいところでしたが、上位争いに加わることはできずに7着に敗れました。
戸田調教師が「ジョッキーも僕ももう少し前で運ぶイメージだったのですが、故障馬が下がってくる不利もあってスムーズにいきませんでした」と振り返る通り、思い通りのレース運びとはなりませんでした。なお、レース中に左トモをぶつけて外傷を負ったとのことですが、大事には至っていません。今後は一度ムラセファームへ放牧に出てリフレッシュした後に次走の検討に入ります。

続いては9月21日中山競馬第10レース九十九里特別(3歳以上2勝クラス・芝2500m) に前走から-10kgの馬体重486kg で出走したレイデラルース(牡3・美浦・手塚貴久厩舎)です。横一線のスタートから前を主張したいところでしたが、好ダッシュを決めた他の4頭が激しくハナを争う展開となり、道中はその先団から少し離れた5番手に落ち着きます。勝負どころで前との差が無くなってくるとレイデラルースも仕掛けて最後までしぶとく脚を伸ばしていきますが、先に抜け出した馬には届かず、4着でゴールしました。
手塚調教師は「勝ち馬が動いた時に一緒に上がっていければ良かったのですが、前に1頭いて動きづらい形になってしまいました。よく頑張っていますし悪い内容ではないのですが、決め手に欠けるので今日の展開だと厳しかったですね」と話していました。2勝クラスで上位争いが出来るようになり、次走ではさらなる期待がかかります。一度ノーザンファーム天栄に放牧に出て、12月、同舞台でリベンジを目指す予定です。

ホッカイドウ競馬から中央復帰を目指すヘヴンズクライ(牡3・門別・小野望厩舎)は9月25日門別競馬第3レース３歳以上 C3 C4-1(ダート 1600m)に前走から+2㎏の馬体重416kgで出走しました。スタートから後方よりを進んだ同馬は、勝負どころでも位置取りを上げられず、見せ場を作ることができません。後方のまま9着に敗れました。
小野調教師は「後肢の緩さのせいか、コーナーでポジションが下がってしまいました。バテていないので直線でまた差を詰めてきましたが、そこまででした。まだ体が幼く、うまくダッシュがつかなかったように思います」と話していました。年内の中央復帰を目指すにはすぐに立て直す必要がありますので、次走では積極的な競馬で結果を出してほしいところです。

9月28日中山競馬第5レース 2歳新馬(芝 1600m・牝馬限定)にて馬体重478kgでオブシディアーナ(牝2・美浦・国枝栄厩舎)がデビューを迎えました。追い切りでの動きは上々で期待を背負って臨んだ初戦でしたが、国枝調教師が「心配していたメンタル面の難しさが出てしまいました。スタート前に厩務員が近寄っていったところ、横に跳んでジョッキーを落としてしまいましたし、レースではフットワークが小さくなってしまいました」とレース後に語っていたように、ポテンシャルを発揮できないまま14着に敗れました。
レース後は一旦リフレッシュさせてから、東京開催のダートにて巻き返しを図ります。

9月28日中京競馬第8レース 3歳以上2勝クラス(芝 1600m)には前走から+6kgの馬体重482kgでクロニクルノヴァ(セン5・栗東・小栗実厩舎)が出走しました。スタート後はダッシュ良く2番手の位置につけレースを進めます。上々の手応えで最終コーナーをカーブしたように見えましたが、直線では伸びあぐね後退すると巻き返せず10着に敗れました。
騎乗した吉村誠之助騎手は「追い出してから自分から走るのをやめてしまうような感じで、ハミを上に取って体が沈んでいきませんでした。芝でこそというきれいな走りではなく、ダートだとパワー不足な感じなので条件がすごく難しいです」と話していました。次同馬はレース後、左前の種子骨付着部と繋靭帯に炎症が認められ、復帰まで半年以上を要するとの診断が出ました。5歳という年齢面や近走の成績も考慮し、ここで引退し、甲賀ファーム(滋賀県甲賀市)で乗馬となることが決定しました。ここまで応援をいただいた皆様に、改めて御礼を申し上げます。

ジーククローネ(セン4・美浦・宮田敬介厩舎)は前走から-8kgの馬体重450kgで9月29日中山競馬第7レース 3歳以上1勝クラス(芝 2200m)に出走しました。横一線のスタートから中団より前のポジションで道中を進み、5番手の位置で最後の直線を迎えますが、そこから伸び脚を見せられず後退していき、13着に敗れました。
騎乗した大野拓弥騎手は「去勢して雰囲気は良くなっていました。1番人気の馬の後ろをうまく立ち回れましたし、4コーナーでも手応えは良かったのですが、最後は失速してしまいました。手応えを考えるとこれだけ負けるのはおかしいですし、かといって気持ちの問題かと言われると、浮ついたような走りになったわけでもなく、違う気がします」と話しており、復調の気配があっただけにショックな敗戦となりました。状態や雰囲気を見極めつつ、慎重に次走を検討していくことになります。

出走予定のご案内

続いて今週、来週の出走予定をご案内します。

まずはバックスクリーン(セン5・栗東・緒方努厩舎)が10月5日(土) 京都競馬第12レース 3歳以上2勝クラス(ダート1800m)にエントリーしています。5月に10着に敗れて以降、疲労の蓄積もありなかなか状態が上がってきませんでしたが、9月に帰厩してからは心身共に充実しているようです。自身の競馬ができれば前進は充分に可能かと思います。久々に上位争いを演じてほしいところです。

ベルウェザー(牡3・栗東・茶木太樹厩舎)は10月5日(土) 東京競馬第12レース 3歳以上2勝クラス(ダート1400m)に出走します。3勝目を目指し出走を予定していた6月のレースは歩様の違和感から大事を取って見送り、秋の競馬に備えてきました。陣営は同馬を「叩き良化型」と見ており、今回は8割程度の出来で出走となる見込みですが、このクラスなら勝ち負けができるとの判断です。ここを通過点とするような走りを期待しています。

今週・来週はデビューを迎える2歳馬が計4頭います。先陣を切るのは10月6日(日) 東京競馬第3レース 2歳新馬(ダート 1600m)に出走するマリブオレンジ(牝2・栗東・福永祐一厩舎)です。アメリカのセリで落札された同馬は5月7日に日本に到着、検疫等を経て8月に入厩すると、そのまま順調にデビューまで漕ぎ着けることとなりました。「ゲートが速く、跳びがきれいで距離が持ちそう」「調教通りに走れれば勝ち負け」等と陣営からは高く評価されますが、繊細な面がレースでどう出るか心配なところです。競馬を嫌いにならないように、無事にデビューしてくれることを願っています。

続いてはビダーヤ(牡3・栗東・矢作芳人厩舎)です。10月6日(日) 新潟競馬第7レース 3歳以上1勝クラス(芝1400m・若手騎手限定)で2勝目を目指します。暑さに弱い同馬ですが、夏が終わりようやく状態が上向いてきました。どのレースも真面目にきっちりと走ってくれることからここまで堅実な成績を残していますが、「年内1勝は当たり前で、2勝させたいくらい」と矢作調教師は話しており、今回は負けられない戦いとなりそうです。

10月6日(日) 新潟競馬第9レース萬代橋特別(3歳以上1勝クラス・芝2400m)にはウィープディライト(セン3・栗東・池添学厩舎)が出走します。メンタル面の不安定さから競走生活そのものが危ぶまれましたが、去勢の効果もあり今は落ち着いて調教に取り組めています。芝のレースに戻る今回は期待を持ってレースに臨めそうです。

10月12日(土) 京都競馬第5レース 2歳新馬(芝2000m)でデビューを予定しているのはリガーレ(牡2・栗東・池江泰寿厩舎)です。昨年末には本州に移動し、6月には入厩を果たした同馬は体力をつけるためにじっくりと乗り込まれ、満を持してのデビューとなりました。ここまで同時期の兄、グランデスフィーダやディープモンスターに引けを取らない動きを見せており、奥手な血統ながらも初戦から好勝負が期待できそうです。

ミスティックロア(牡4・栗東・矢作芳人厩舎)は10月12日(土) 京都競馬第11レース大阪スポーツ杯(オープン・ダート1800m)に出走予定。前走のラジオ日本賞(オープン)後に歩様が悪くなりましたが幸い経過は良好で出走ができる態勢との判断になりました。賞金を加算できないと今後のレース選択が難しくなってしまいますので、何よりもここは結果を残したいところです。

ライネリーベ(牝2・美浦・木村哲也厩舎)は 10月13日(日) 東京競馬第5レース 2歳新馬(芝1600m)でデビュー予定です。小柄な馬で体力面では課題が残りますが、走り方からは品の良さを感じさせています。木村調教師は「勝ち気な女の子」と評しており、気持ちがレースに向けば初戦から結果を出しても不思議はありません。

今週・来週のデビュー4頭、トリを務めるのは10月14日(月) 新潟競馬第5レース 2歳新馬(ダート1800m)にスタンバイするアストラン(牡2・美浦・斎藤誠厩舎)です。5月末に入厩して以降は体力面での物足りなさを指摘されてきましたが、ハードに乗り込まれてきたことで段々と懸念点を払拭しつつある様子です。まずは競馬を覚えてからということになりそうですが、ここまでの乗り込み量からは好成績を期待せずにはいられません。

10月14日(月)東京競馬第7レース 3歳以上1勝クラス(芝1600m)に出走予定なのはドリームクルーズ(牝3・美浦・戸田博文厩舎) です。昇級初戦となる前走は展開が向かなかったこともあり11着と結果を残せませんでしたが、放牧先では元気いっぱいで順調に調整ができ、体力面も状態も向上して帰厩出来ました。先行力を生かして前々で粘り切る競馬ができれば前進は可能かと思います。

ラストはアバンチュリエ(セン5・美浦・大竹正博厩舎)。10月14日(月)東京競馬第10レース白秋ステークス (3歳以上3勝クラス・芝1400m)にエントリー予定です。久しく掲示板からは遠ざかっていますが、しまいの脚を生かす自身の競馬が確立できつつあります。中間は短期放牧を挟みケアも万全、上々の状態で出走できそうですので、ここは前進を期待したいと思います。

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