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各地で躍動!クラブ初、同一節で3勝!《会報2024-36号・特別号》
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10月5日に東京競馬場で行われた3歳以上2勝クラス(ダート1400m)に出走したベルウェザー、翌6日に東京競馬場で行われた2歳新馬(ダート1600m)に出走したマリブオレンジ、ならびに新潟競馬場で行われた萬代橋特別(3歳以上1勝クラス・芝2400m)に出走したウィープディライトの勝利を記念し、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。
休み明け、仕上がり途上もゴール前でキッチリ差し切り勝利!
5月のレースでは着差は4分の3馬身差ながら、とても届かないと思われた位置から目の覚めるような末脚で差し切って2勝目を挙げたベルウェザー(牡3・栗東・茶木太樹厩舎)は、その後、歩様の乱れ等があり翌月に予定していたレースを見送ってリフレッシュ放牧に出ていました。9月上旬に帰厩してから徐々に状態を上げてきましたが、レース当週、陣営は「出来は85%くらい」との評価。休養明けでしたが、馬体重は472kgと前走から-8kgであることも心配される中でのゲートインとなりました。
スタートにやや難のある同馬でしたが、好スタートを切ると3番手のアウトコースにつけました。6頭が先行集団を形成して引っ張る展開となりましたが、ベルウェザーは砂を被らず落ち着いて進みます。同じような位置取りのまま各馬最終コーナーをカーブすると2番手から先に1頭が抜け出し、すかさずベルウェザーも追い上げます。叩き合いに持ち込むもしぶとく抵抗され、なかなか捉え切れませんでしたがゴール直前でクビ差交わしてゴール。見事3勝目を挙げました。
レース後、騎乗した松山弘平騎手は「調教からいい馬だと感じていたので楽しみにしていました。いいスタートを切りましたが無理に行くつもりはなく、リズムを重視した結果3番手からになりました。ただ、直線で2着馬が思っていた以上にしぶとかったので、3番手を確保しておいて良かったです。レース前にも言いましたが、オープンまでポンポンと行けそうな馬でこれからも楽しみです」と振り返っていました。また、茶木調教師は「体重が減っていたので心配していましたが、トモに明らかに力が付いていたので、成長しているのはわかっていました。今日はゲートを出てくれたのが一番で、前回モレイラ騎手がゲート裏で出るようにやってくれたことを弘平がうまく線にしてくれました。休み明けで状態が完璧ではない中でこんな勝ち方をしてくれたので、本当に楽しみになりました」と話していました。
今後は脚元や馬体の確認後、短期放牧を挟んでから11月23日(土) 東京競馬 第10レースシャングリラステークス(3歳以上3勝クラス・ダート 1400m)を目指すことになりました。今回、仕上がり途上にもかかわらずしっかりと勝ち切れたことから、昇級戦となる次走も期待を持って臨めそうです。
直線でインから鋭く伸びる強い競馬でデビュー勝ち!
母はアメリカで重賞を3勝した実力馬で、近親にダノンベルーガやボンドガールを持つマリブオレンジ(牝2・栗東・福永祐一厩舎)。現地のセリで落札された後は、本年5月に日本に到着すると、検疫等を経て8月に入厩し、そのまま順調にデビューまで漕ぎつけました。陣営は「順調に走れれば勝ち負け」と手応えを持つ一方で、繊細な性格がレースにどう影響するか心配されていました。初戦にして東京への遠征となりましたが、追い切りの動き等を評価され、単勝3.8倍の2番人気でゲートインしました。
ほぼ揃ったスタートから出脚上々のマリブオレンジは4番手程につけて道中を進みます。前に馬を置いた状態でもスムーズな走りを見せ、最終コーナーをカーブすると、直線では空いたインコースを鋭く突いて脚を伸ばします。残り300mあたりで早めに先頭に立つと、その後もしっかりとした走りを見せて1着でゴール。見事デビュー勝ちを収めました。
レース後、岩田望来騎手は「勝てて良かったです。調教、返し馬と感触が良かったですし、テンションを心配していましたがメンコを着けて落ち着いていました。ゲート裏でメンコを取ってキョロキョロしていましたが、問題はなかったです。ゲートは速かったですが、その後は2列目に控えて競馬を教えることができました。2着馬の調教にも乗っていて走る馬だと感じていたので、直線は早めに前に出て押し切る競馬を選択しましたが、センスのいい走りをしてくれました」と振り返っていました。また、福永調教師は「勝てたのはもちろん喜ばしいですが、それ以上に内容が良かったのがうれしいです。キックバックというより外の馬を怖がって内に逃げるところがありましたが、ジョッキーがうまく誘導してくれて4コーナーでは馬群に慣れ、直線で空いた内から抜け出すことができました。内にもたれたのはスタンドを見たためで、それだけ余力があったということでもあるのでいい内容だったと思います。いろいろと経験させながら最高の結果になったので、本当に良かったです」と話していました。
デビュー戦にもかかわらず、前に馬を置く、砂を被る、直線で馬群を捌く等、様々な課題をクリアした質の高い勝利となりました。レース後の状況を確認してから次走を検討することとなりますが、2歳のこの時期にこれだけの走りをできる同馬です。この後も一戦ごとに課題をこなし、レベルアップした先には大きな舞台での活躍が期待されます。
劇的な変わり身を見せて鮮やかな差し切り勝ち!
本年1月に初勝利を挙げた後は、クラシックを目指しすみれステークス(L)にも挑戦したウィープディライト(セン3・栗東・池添学厩舎)ですが、その後は調教時に人間の指示に従わず暴れたり、目が据わったまま動かなくなったりと競馬ができるような状態でなくなったことから去勢手術を行いました。一時は競走生活を続けること自体が危ぶまれましたが、その後も様々な対応をする中で、徐々に症状が緩和されてきました。休み明けとなった7月のダート戦では砂のキックバックを嫌がり競馬になりませんでしたが、再度短期放牧を挟んだ後は少しずつ去勢効果が出てきたのか、馬の様子に変化が出てきました。今回は初勝利を挙げた時と同様に、改めて芝の長めを使うことで変わり身が期待される中でのゲートインとなりました。
五分のスタートを切った同馬は中団の位置取りで道中を進みます。レースは前半1000mが59秒2で流れる中、10番手程の位置でインコースを追走すると、迎えた最後の直線でも内で進路を探しつつ、鞍上からゴーサインがでると外に進路を変更して末脚を伸ばします。残り200mあたりで前を行く馬と馬の間を割るように力強く抜け出すと、そのまま押し切って勝利。劇的な変わり身を見せて2勝目を挙げました。
レース後、斎藤新騎手は「強かったです。前半からリズム良く運べましたし、直線もとてもいい手応えでした。怖がりで幼さもある馬ですが、レースでは馬群も大丈夫でした。乗りやすすぎるくらいの馬なので、チークピーシーズでピリッとしたのも良かったと思います。ストライドが大きく、急かさず気持ち良く走らせた方が良さそうなので距離はこれくらいが合っていると思います」と振り返っていました。また、池添調教師は「今回は担当を外れても、乗り難しいこの馬に乗ってくれたスタッフに感謝したいです。厩舎の都合で無理に変えてしまったにもかかわらず、ずっと乗ってくれましたし、騎手にも馬の特徴をしっかり伝えてくれました。自分のペースで急かさず、最後は未勝利戦を勝った時のように間を割って勝負根性を出させてほしいと伝え、ジョッキーもその通りに乗ってくれました。引き揚げてきても全く息が上がっておらず、芝の長いところが向いていると馬が教えてくれたので、今後はそれに従っていいレースを見つけて使いたいと思います」と話していました。
走ることが嫌いになってしまった時期を乗り越えた、見事な復活勝利となりました。この後も馬体や脚元に加え、精神面のケアが求められますが、調教時は同厩の現役重賞馬を突き放して走るポテンシャルを持っているウィープディライト。これからも勝利を積み重ねていくことを期待してしまいます。
以上、3頭のクラブ所属馬がうれしい勝利を届けてくれました。
引き続き、ベルウェザー、マリブオレンジ、ウィープディライトに温かいご声援をお願いいたします。
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