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地力を発揮したキングスコールが5馬身差で圧勝!《会報2025-28号・特別号》
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8月9日 札幌競馬 第9レース 3歳以上1勝クラス(芝1800m)においてキングスコールが勝利を収めました。
優勝記念として、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。
主張して先頭に立ち、直線で楽々と突き放す
春は皐月賞出走を果たしたものの日本ダービーには進めず、リフレッシュ放牧を経て確勝と思われた1勝クラスでも2着に敗れていたキングスコール(牡3・栗東・矢作芳人厩舎)。前走では真剣に走ろうとする気持ちが見られず精神面の課題が浮き彫りになったため、陣営は追い切りからチークピーシーズを着けて集中力アップを図ってきました。休み明けを叩いた効果で肉体面は良くなっており、マイナス2kgの数字以上に引き締まった馬体でターフに姿を現しました。
ゲートが開くと、藤岡佑介騎手が手綱を押してキングスコールを前へ誘導します。前走で逃げて3着だったマイネルフーガも出てきましたが、ハナは譲らないとばかりに内から体を入れ、コーナーワークで先手を取って向こう正面に入りました。道中の隊列は変わらず、2頭は後続を引き連れて4コーナーへ。ぴったりとマークしてきた相手が外から並びかけてくると、鞍上に叱咤激励されたキングスコールは重い腰を上げるかのように加速を始めました。ギアが上がって相手を振り切ると、あとはワンサイドゲーム。2着馬を突き放してからも勢いは衰えず、悠々と5馬身の差をつけて決勝線を駆け抜けました。
藤岡佑介騎手は「勝つ以外はないと意気込んで臨みましたが、パドックで跨った瞬間にいろいろな意味でやばいなと思いました。返し馬では周りを見すぎて歩様が悪く感じましたし、全く集中しておらず馬を探して大変でした。スタートしてからも物見がすごすぎたので、これで周りを気にしたらまずいと思って出していき、2番手の馬にあおられてハミを取ってから少しだけ走ってくれました」と胸をなでおろしていました。また、矢作芳人調教師は「今回は気合が違いましたし、目もいっていました。前回は大人しすぎたので、これくらいじゃないと駄目なんだなと思いました。佑介は今日でもまだ真面目に走っていないと言っていましたが、少しでも前に気持ちが向いたらこれくらいは楽に走ります」と振り返っていました。
走りに集中しないという課題は残りましたが、終わってみれば1勝クラスでは力が違いました。藤岡騎手は「追い切りではいい感じにチークピーシーズが効いていましたが、返し馬やレースでは動きや耳や背中が気持ち悪すぎて怖かったです。競馬のスピードで気持ち悪さを感じるのは相当遊んでいるということです。それでもこんな競馬ができますし、能力は相当ありますが、広いコースの方がいいと思いますし、まだ全く完成していないのでじっくりいった方がいいと思います」と難しさを吐露しましたが、改めて高いポテンシャルをのぞかせた一戦になりました。
夏の北海道シリーズは今回で切り上げ、今後は北海道のシュウジデイファームでのリフレッシュ放牧を経て、9月の出走を目指す予定です。矢作調教師は「距離を延ばして対応できたら菊花賞を目指します。スタミナはかなりある馬なので目指す価値がある馬です」とクラシック最終戦を見据えました。まだまだ粗削りながらも、新馬戦と同じ札幌芝1800mで改めて能力を示してくれたキングスコール。心身のもう一段の成長があれば、秋に菊の大輪を咲かせてくれるかもしれません。
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