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夏の新潟最終週でライネリーベが初勝利!《会報2025-32号・特別号》

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8月30日 新潟競馬 第7レース 3歳未勝利(芝1400m)においてライネリーベが勝利を収めました。
優勝記念として、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。

待ちに待った歓喜の瞬間にバヌーシーが沸く

ライネリーベが先頭でゴールを駆け抜けている画像

デビュー2戦目こそ11着に敗れたものの、それ以外は2、2、3、2着と常に上位争いを続けてきたライネリーベ(牝3・美浦・木村哲也厩舎)。欲しいのは1着だけという状況でしたが、近くて遠い初勝利をつかめないまま夏の新潟最終週を迎えることとなりました。今年は3歳未勝利戦が秋の中山まで延長されたとはいえ、押せ押せで使ってきた小柄な牝馬がもう1戦できるかは微妙なところ。実質ラストチャンスとも言えるレースになりましたが、前走から馬体重を減らすことなく410kgでゲートに収まりました。

返し馬で戸崎圭太騎手がスピードに乗せ、前進気勢が高まっていたライネリーベは15番枠から好スタートを切りました。先頭に立とうかという勢いでしたが、鞍上が手綱を引くとすんなりと下がって3番手をキープ。3番枠だった前走と違い、外枠の今回は終始伸び伸びとした走りで4コーナーを迎え、外を回って進出を開始しました。残り200mで仕掛けられて勢い良く抜け出すと、追いすがる2着馬を退け、6戦目にしてついに先頭でゴールを駆け抜けました。

初コンビで勝利に導いた戸崎圭太騎手は「少し内が荒れていたので枠はちょうど良かったですし、もまれず気分良く運べたのも良かったと思います。乗りやすかったですし、これくらいの距離も合っていると思いました。現状は今日のように、もまれずにスムーズに走れる形が合っていると思います」と汗をぬぐいながら冷静にコメントしました。自身は夏の新潟開催で18勝を挙げてリーディングを獲得。その手腕を存分に発揮する結果となりました。

木村哲也調教師は「お待たせしてしまって申し訳ありません。ようやく勝てました。暑い中の連戦で体調がギリギリのところをよく頑張ってくれたと思います。馬の頑張りに感謝です。この後は放牧して成長を促す予定です。会員の皆様、おめでとうございました」と管理馬の奮闘をたたえました。こちらも夏の新潟での7勝は調教師部門トップ。レース後はウィナーズサークルで待っていたバヌーシーやファンの求めに応じて、熱心にサインを走らせていました。

小柄な体を目一杯に使い、盛夏の新潟で3戦してついに手にした、うれしいうれしい初勝利。レース後に行われた口取り式では、喜びのあまり号泣する会員の姿も見られました。今後は放牧で成長を促して、上のクラスに出走することになります。暑い中でも走る気を失わなかった頑張り屋さんは、これからもひたむきに前に進み続けてくれるに違いありません。

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