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ディープモンスターが悲願の重賞初制覇!《会報2025-38号・特別号》
いつもDMMバヌーシーをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
10月5日 京都競馬 第11レース 京都大賞典(GⅡ、芝2400m)において、ディープモンスターが勝利を収めました。
優勝記念として、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。
狙い澄ましたイン強襲で初タイトルをゲット!
今年に入っての6戦は全て重賞で、うち4戦で掲示板に載ってきたディープモンスター(牡7・栗東・池江泰寿厩舎)。年齢を重ねても衰えるどころか走りには安定感を増し、近3走の着差は0.5秒、0.4秒、0.2秒と重賞が手の届くところまで迫っていました。新潟記念3着後は放牧を挟む予定でしたが、暑い夏の新潟で奮闘した後でも疲れが見られないため中4週でのGⅡ参戦が決定。調教で素晴らしい動きを披露し、絶好調と言っていい状態でレース当日を迎えました。安定した体調を示すように、前走から増減なしの466kgで3番ゲートに収まりました。
好スタートを決めたディープモンスターは、枠なりに進み中団のインコースを確保しました。1000m通過は60.1秒のミドルペース。向こう正面でまくり気味にポジションを上げてくる馬もいましたが、人馬の呼吸に乱れはなくじっくりと追走します。3コーナーからの下り坂でペースが上がっても慌てる素振りはなく、十分に手応えを残して4コーナーへ。ライバルたちは外へ進路を取りましたが、鞍上の浜中俊騎手が迷いなく内を選択すると、直線で壁になった前の馬をさばいて力強く伸びてきました。逃げ粘るサンライズアースに迫り、残り100m地点でついに先頭へ。相手が食い下がり、直後から追い込み馬も迫ってきましたが、ゴールまで並ばせることなく押し切りました。
浜中俊騎手は「追い切りではハミを換えた効果がわからなかったのですが、レースでは1コーナーでガツンと来そうになり、まずいと思った時にちょうどいい位置でハミを取ることができました。折り合いは全く問題なかったです。前を見るとサンライズアースがハナを切っていました。右回りの4コーナー手前で外に逃げる癖がある馬なので、これなら内がきれいに空いて直線で一番いいところを走れると思い、内で我慢させました。予想していた通りになり、最後は弾けてくれました。馬場も枠も全てが向いてくれましたし、直線は自信を持って追えました」と会心の勝利に笑みを浮かべました。
池江泰寿調教師は「ホッとしました。晩成型と言い続けてきましたが、結果を出せなければ口だけになってしまうので、勝ってようやく証明することができました。ただ、完成するのは来年かなと感じるくらい背腰の甘さがありますし、その中でこのパフォーマンスなのでもっと弾ける馬になります。これで次の選択肢が増えましたし、ワクワクするようなレース選択ができると思います。年を重ねていますが、まだまだこれからの馬ですよ」と喜びを噛み締めつつ先を見据えました。
2歳夏の小倉で放馬して競走除外となりましたが、3歳時には3冠レースを皆勤して菊花賞で5着に入りました。5歳時にはオープンで2勝を挙げましたが、6歳の小倉大賞典では出走取消の憂き目を見ました。山あり谷ありの競走生活でしたが、伝統のGⅡでついに重賞タイトルをつかむことができました。「ディープモンスターで重賞を取れたことがうれしすぎて、ゴールして感情が出てしまいました。こんなにうれしい勝利はないです」と浜中騎手は声を弾ませ、池江調教師は「成長を待ちながら我慢して競馬を使ってきた成果なので、厩舎の意見を尊重してくれたクラブには感謝しています」と静かにうなずきました。
5年に及ぶ長い道のりはひとまずハッピーエンドを迎えましたが、物語はまだ続きます。GⅡに勝利したことで収得賞金を上積みし、3歳時以来となる大舞台への出走が視野に入ってきました。7歳にしてその才能を開花させたディープインパクト産駒は、さらに大きく羽ばたいてくれるはずです。
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