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豪快に差し切ったシンハナーダがオープン入りを決める!《会報2025-42号・特別号》

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10月25日 新潟競馬 第11レース 魚沼ステークス(芝2000m)においてシンハナーダが勝利を収めました。
優勝記念として、会報特別号をお届けいたします。出資者の皆様、おめでとうございます。

得意の2000mで4勝目をマーク

シンハナーダが先頭でゴールを駆け抜けている画像

6月の江の島ステークスで5着に敗れた後、北海道で休養に入っていたシンハナーダ(牡4・美浦・国枝栄厩舎)。じっくりと充電期間を取った効果はてきめんで、帰厩後は調教で活発な動きを披露していました。初めての新潟競馬場でしたが、無事に輸送をクリアして馬体重460kgでパドックに登場。前走比プラス6kgの充実した姿を誇示しつつゲートインしました。

スタートを五分に出たシンハナーダでしたが、序盤は急がず焦らず後方でどっしりと構えました。外から徐々にピッチを上げて3~4コーナーを通過すると、手応え十分に長い越後路の直線へと向きます。鮫島克駿騎手のエスコートで馬場の外側へ持ち出されると、左ステッキに反応してグングンと加速。内から先に抜け出したヴィレムを残り200m地点でとらえても勢いは衰えることなく、豪快に大外を突き抜けてオープン入りを果たしました。

鮫島克駿騎手は「圧巻でした。最後方から運ぶのはプランの一つで、向こう正面は折り合いだけに注意しました。正直後ろからでもどこからでもいいと思っていて、内枠なのでゆっくり出てから外に出して、馬場のいいところを進めればと思っていました。ただ、この末脚は想定外で、自分が思い描いていた以上でした。抜け出しが早くなってしまい、遊んでしまったところもありましたが、かわされることはなかったです。自分が考えていたシンハナーダのイメージと合っていて、こういう競馬ができれば強いと思っていました」と鮮やかなパフォーマンスを高く評価しました。

国枝栄調教師は「強かったですね。上がりも速かったですし、いい内容で勝つことができました。夏を越して身が入ってどっしりしてきたのを感じていましたが、期待以上の勝ち方で今後が楽しみになりました」と確かな成長を感じ取っていました。トレーナー自身は来年2月末で定年を迎えますが「もう1年、調教師をやりましょうか(笑)」と冗談を飛ばすほどの勝ちっぷりでした。

これで今回を含めた全4勝を芝2000mでマーク。いろいろな条件を試してきましたが、徐々に適性が明らかになってきました。今後の予定はレース後の状態を見て決めることになりますが、進むべき道が決まりつつある今なら重賞戦線での活躍が期待できそうです。

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