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【レイデラルース】
デビューの地・福島で成長を示す逃げ切り

レイデラルース 福島9R・開成山特別 1着

2024/6/29 福島9R・開成山特別 1着

レイデラルースが2勝目をマークしました。スタート直後は内の馬の出方を見ていましたが、ペースが遅いと見るや迷いなく先頭へ。一度は引き離したリードが4コーナーでなくなり、直線で1番人気馬に並ばれましたが、もう一度脚を伸ばして振り切ると、ゴール前は2着馬の追撃を1馬身抑え込みました。

津村明秀騎手は「気分良くいいペースで運べましたし、後ろの馬が来た時に反応もありました。速い脚は使えないですが1ハロン(約200m)12.5秒でどこまでも走れそうなタイプで、ワンペースなのでダートも合いそうです。今日は全ての条件がそろいましたが、いい走りをしてくれました」と会心の勝利を振り返りました。

手塚貴久調教師は「先行馬が残りやすい開幕週の馬場をうまく生かせました。瞬発力がないので東京や新潟の外回りだと切れ負けしてしまいますが、しぶとさを生かせる条件なら今後も頑張ってくれると思います」と狙い通りの勝利に頬を緩ませました。

若さを見せて12着に大敗した昨夏の新馬戦から1年。器用さと切れ味に欠け、コントロールの難しさを残しながらも、少しずつキャリアを重ねてきました。苦い思い出となった福島の地で発揮した二枚腰は、紛れもなく成長の証明。これからもこの馬らしく、泥臭くも着実に前へ進んでくれるはずです。

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