追加募集実施中！間もなくデビュー予定の2歳馬にも注目！《会報2022-20号》

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クラブ近況と所属馬のレース結果について

6月1日18時より、プレミアステップス2020(牡2・父ダイワメジャー・美浦・辻哲英厩舎)の募集を開始しました。千葉サラブレッドセールにて調教時計10.8-11.3、馬体重500kgで公示された同馬は、仕上がりが早く、今夏のデビューが見込める即戦力候補となります。歩様動画や詳細は以下のURLよりご確認いただけます。購入のご検討の一助となれば幸いです。

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さて、ここからは先々週からのレース結果を振り返ります。

まずはレプリューム(牝3・栗東・池添学厩舎)。5月22日中京競馬第3レース 3歳未勝利(芝2000m・牝馬限定)に前走よりマイナス8kgの馬体重438kgで出走しました。スタートでダッシュがつかず後方から。道中でジワっと位置取りを上げていきますが、最終コーナーでは置いていかれるような形となり、そのまま8着に敗れました。
池添調教師は「結果的に新馬戦と同じ小倉のようなコース形態の競馬場で、芝の中距離を使えば良かったです。馬体が減ったのは想定内でしたが、ここまで脚を使えないとは思いませんでした」と振り返っており、適性等の再検討が必要な様です。今後は北海道に移動し、滞在競馬で勝ち上がりを目指します。

続いては5月25日名古屋競馬第10レースカストル特別(B2・ダート1700m)に出走したフランクエトワール(牡4・名古屋・川西毅厩舎)です。馬体重は前走よりマイナス2kgの466kgでした。この日は激しい先行争いを前に見つつ、5番手から機をうかがいます。最後の直線では前走のような差し脚が期待されましたが、伸びは見られず5着でゴールしました。
川西調教師は「今日に関しては前回のような勝ちパターンを見出せませんでした。パトロールビデオを見ましたが、乗りづらい競馬だっただろうなと思いました」と話しており、人気を背負ったうえで展開にアヤがあった印象です。レース後、馬自身に問題は無く在厩のまま続戦が検討されています。

5月28日東京競馬第5レース 3歳未勝利(芝2000m)に、前走からマイナス6kgの馬体重430kgで出走したのはスージーテイラー(牝3・栗東・奥村豊厩舎)。内枠でスタートを決めると道中は折り合って追走、1～2番手が大きく突き放す展開の中4番手で最後の直線を向きます。そこから粘り込みを図りますが徐々に後退し、12着でゴールしました。
敗れはしたものの奥村豊調教師からは「競馬に慣れてきたのか、前日に競馬場に入ったのが良かったのか、過去2戦とは全く違う雰囲気で終始落ち着いていました。次走は少し距離を詰め、ダートも視野に入れます」とコメントがありました。東京遠征での収穫を糧に同馬は6月5日中京競馬第2レース 3歳未勝利(ダート1800m・牝馬限定)に連闘で挑戦します。

次はホープインザダーク(牡3・栗東・池江泰寿厩舎)。5月28日新潟競馬第7レース 3歳未勝利(芝1600m)に、前走からプラス2kgの馬体重518kgで出走しました。スタートで出遅れましたが、内枠を利して徐々にポジションを上げていきます。8番手で最後の直線を迎えますが、思ったように伸び切れず10着に敗れました。
騎乗した荻野極騎手は「おとなし過ぎるくらいおとなしく、単純にまだ馬自体が緩く動き切れない感じでした」と振り返っていました。また、池江調教師は「喉や以前のトモの不安を気にして強めに追い切れなかったのが敗因かなと思います。気持ちを乗せていき、強い調教でかなり仕上げていく方向にしますし、続戦で間隔を空けずに競馬を使っていきたいと思います」と語っており、叩き2戦目となる次走で真価が問われることになりそうです。

ソナトリーチェ(牝4・栗東・奥村豊厩舎)は5月28日新潟競馬第8レース 4歳以上1勝クラス(ダート1200m・若手騎手限定)に、前走からプラス2kgの馬体重458kgで出走。勢いをつけて先行、3番手でレースを進めると最後の直線で前の2頭をねじ伏せにかかります。その2頭を残り100m程で競り落とし勝負あったか、と思いきやアウトコースから勝ち馬の急襲に遭い、クビ差の2着惜敗となりました。
騎乗した西村淳也騎手は「使い詰めでレースを使ってきましたが、馬はすごく落ち着いていて前回より良く感じました。後ろから交わされたら仕方ないとは思っていましたが、結果としてそうなると本当に悔しいです」と話していました。今後は一旦北海道へ放牧に出て、一息ついた後に札幌での戦線復帰を視野に入れています。

バックスクリーン(牡3・美浦・斎藤誠厩舎)は5月29日中京競馬第6レース 3歳1勝クラス (ダート1800m)に前走よりプラス20kgの馬体重526kgで出走しました。久々のレースでしたが前進気勢も出て積極的なレース運びができていました。3番手で最後の直線を迎えますが、上位争いに絡むような粘りを見せられず0.9秒差の7着に敗れました。
騎乗した柴山雄一騎手は「行きっぷりは良かったですし、いいリズムで走れていました。道中もう少しスペースを確保して直線を迎えられたらとは思いました。ただ、休み明けの分の重たさもあるように感じました。使って良くなりそうです」と話していました。能力的にこのクラスでも勝負になる目途もつき、叩いて良くなるタイプだけに次走での前進に期待が高まります。

最後はセットリスト(牝3・栗東・矢作芳人厩舎)。交流競走である5月31日高知競馬第4レース桂浜盃 (3歳C3以下・ダート1400m)に前走よりプラス8kgの馬体重486kgで出走しました。JRA所属馬が多数出走する中、1番人気を背負ってゲートインするも、出遅れて後ろからの競馬となるとキックバックを嫌がる様な素振りを見せます。中団で最終コーナーをカーブしますが最後まで上位争いには加われず7着に敗れました。
矢作調教師は「まず1勝をと考えていましたが、適性外過ぎたかなと思います。申し訳ありません。馬が大丈夫であれば、体は仕上がっているので次は芝の中距離を使わせてもらいたいです」と話しており、得意な条件で巻き返しを図ります。

出走予定と2歳馬近況のご案内

続いて来週の出走予定です。なお、今週は前述のスージーテイラー以外に出走はありません。

来週、唯一出走を予定しているのはタイムトゥヘヴン(牡4・美浦・戸田博文厩舎)。今週の安田記念を除外になったため、6月12日(日) 東京競馬第11レースエプソムカップ(GⅢ・芝1800m)に向かうことになりました。春の大目標としていたGⅠへは残念ながら参戦できませんでしたが、その無念を晴らす走りが期待されます。

また、今週よりスタートする2歳戦線について、当クラブ所属馬の動向についてお伝えさせていただきます。現在、トレーニングセンターへの入厩まで進んでいる2歳馬は以下の通りです。

【入厩・ゲート試験合格・デビュー戦決定済】

シャンドゥレール(旧名マジェスティッククオリティ2020・牡・美浦・国枝栄厩舎)
5月19日にゲート試験を合格。6月25日(土)東京競馬第5レース (芝1800m)でM.デムーロ騎手を鞍上に迎えデビュー予定です。
グランベルナデット(旧名ラブリーベルナデット2020・牝・美浦・大竹正博厩舎)
4月1日にゲート試験を合格。6月19日(日)東京競馬第5レース (芝1600m)でのデビューを予定しています。鞍上は戸崎圭太騎手です。

【入厩済】

グランデスフィーダ(旧名シスタリーラヴ2020・牡・栗東・池江泰寿厩舎)
5月19日に入厩。ゲート試験はこれからですが、夏の新潟デビューを目標に調整中です。
アイワナアイドル(旧名アイワナシーユー2020・牝・美浦・戸田博文厩舎)
5月6日に入厩。新潟競馬の前半のデビューを目指します。
プロスペラーレ(旧名エラクレーア2020・牡・美浦・木村哲也厩舎)
5月21日に入厩。具体的な予定はこれからとなりますが、おとなしく順調に進めていけそうですので早い時期のデビューが期待されます。

その他の2歳馬も入厩に向け調整が進められています。早ければ今月より始まる新たな戦いにもご期待いただけますと幸いです。

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