2歳馬のデビューが迫る！追加募集も実施中！《会報2022-21号》

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クラブ近況と所属馬のレース結果について

6月1日に募集を開始したプレミアステップス2020(牡2・父ダイワメジャー・美浦・辻哲英厩舎)について、14日に馬名投票を締め切りました。出資をいただいたお客様、および素敵な馬名を考案、ならびにご投票いただいたお客様にはここに改めて御礼申し上げます。投票結果を基に馬名登録申請を行い、今月下旬頃に馬名が確定する見込みですので、今しばらくお待ちください。
なお、同馬の残口数は16日12時現在【残り約半分】となっておりますので、購入を検討されているお客様は残口数にもご注意ください。参考情報となる歩様動画や詳細は以下のURLよりご確認いただけます。

プレミアステップス2020歩様動画(4K動画)はこちら
プレミアステップス2020詳細はこちら

さて、ここからは先々週からのレース結果を振り返ります。

まずはスージーテイラー(牝3・栗東・奥村豊厩舎)。6月5日中京競馬第2レース 3歳未勝利(ダート1800m・牝馬限定)に前走よりプラス10kgの馬体重440kgで出走しました。スタート後、他馬に被せられる様な形となり後方からのレースとなります。位置取りを上げていきたいところでしたが、前進気勢が見られず13着に敗れました。
奥村豊調教師は「スタートから終始周りを気にして競馬になっていませんでした」と振り返っており、気持ちの面が大きかったようです。これで3走成績による出走制限、いわゆる「3アウト」に該当し8月5日まで出走ができないため、一旦放牧に出ることになりました。調整後は芝のレースへの再挑戦で一変を図ります。

6月7日名古屋競馬第9レースアルフェラッツ特別(B2・ダート1500m)にはフランクエトワール(牡4・名古屋・川西毅厩舎)が出走。馬体重は増減なしの466kgでした。スタート後は中団を追走し、3コーナーあたりで外目から押し上げていきます。5番手で最後の直線を迎えますが、前が止まらず4着でゴールしました。
川西調教師は「今日はこのレースだけすごく時計が速く、切れる脚がないこの馬に向かなかっただけでいい競馬はしてくれました。上位の馬はいいタイムで走っているので、差のない競馬ができて先が明るくなりました」と話しており、着順以上に次に繋がる走りとなったようです。次走での前進が期待されます。

続いてはラヴィエント(牝4・名古屋・川西毅厩舎)です。6月9日名古屋競馬第9レース B6組(ダート1500m)に前走よりプラス21kgの馬体重508kgで出走しました。スタートでやや後手を踏みますが、先行集団を追いかけ4～5番手まで位置取りを上げます。しかし勝負所では手応えが怪しくなり後退。盛り返せず10着に敗れました。
騎乗した今井貴大騎手は「若干砂をかぶるのを嫌がって外を回る形になってしまったのが誤算でした。レースの形は悪くなかったですが、少し喉に違和感があり、舌を縛った方がいいのではと提案させていただきました」と話していました。喉の心配はありますが、一時期と比較し馬体も良く見せるようになってきましたので、今後の変わり身に期待したいところです。

ホープインザダーク(牡3・栗東・池江泰寿厩舎)は6月11日中京競馬第3レース 3歳未勝利(ダート1900m)に、前走からマイナス8kgの馬体重510kgで出走しました。最内枠から勢いをつけて先行集団に加わっていきますが、1コーナーで大きく外に膨らんでしまいます。すぐに隊列に戻りましたが徐々に遅れ始め、その後は見せ場を作れないまま12着に敗れました。
池江調教師は「コーナーで直線と違う形で砂が飛んできた時に、馬がすごく嫌な感じを出しているように見えました。能力は高いと思っていますが、全くそれを発揮させられていないので申し訳ない気持ちでいっぱいです」とコメントがありました。今後は馬体を緩ませることなく乗り込み、鍛え上げて浮上のきっかけを掴みたいところです。

次はセットリスト(牝3・栗東・矢作芳人厩舎)です。6月11日中京競馬第4レース 3歳未勝利(芝2000m・牝馬限定)に、前走からマイナス10kgの馬体重476kgで出走しました。スタートで軽く促されるとハナを叩き、前半1000mを61.9秒とややゆったりとしたペースで引っ張ります。最後の直線でも抵抗し、このまま逃げ切れるかという粘りを見せますが残り200m程で交わされ、0.7秒差の4着でゴールしました。
騎乗した松山弘平騎手は「直線を向いてからも反応がありましたし、1番人気の馬に少し抵抗できました。大外枠でなければもっとやれたと思います」と振り返っていました。レース後、管理する矢作調教師より、馬房の都合のため今後の円滑な出走が困難である旨の申し出があり、6月15日付で栗東・茶木太樹厩舎に転厩しました。今後はリフレッシュ放牧後に北海道シリーズで勝ち上がりを目指します。

バックスクリーン(牡3・美浦・斎藤誠厩舎)は6月12日東京競馬第7レース 3歳以上1勝クラス(ダート2100m)に、前走からマイナス10kgの馬体重516kgで出走。好スタートから4番手のポジションを確保し追走します。良い手応えで最後の直線を迎えますが、反応が鈍く抜け出せません。残り200m程で進路を外に切り替え、脚を伸ばしましたが4着でのゴールとなりました。
斎藤誠調教師は「突然降ってきた雨が誤算でした。できれば良馬場でやりたかったです。騎手にはズブいところがあると伝えましたが、手応えに騙された感じです。テン乗りだと少し難しいタイプだと思います」と振り返っていました。一旦放牧に出て立て直し、騎乗経験のある騎手の状況も考慮しつつ予定を決めていきます。

最後は6月12日東京競馬第11レースエプソムカップ (GⅢ・芝1800m)に前走よりプラス6kgの馬体重484kgで出走したタイムトゥヘヴン(牡4・美浦・戸田博文厩舎)です。末脚を生かす競馬をしたい同馬は、この日も後方に待機して脚を溜めます。最後の直線ではメンバー中2位となる上がり3ハロン33.9秒の脚で馬群を縫って追い上げますが、先に抜け出した勝ち馬達を捉えきれず、5着でゴールしました。
戸田調教師は「全体的な内容としては悪くなかったですが、引き揚げてきた後も楽そうだったので、最後の直線で遊んでしまっている感じで、ギアが入り切らずにレースが終わってしまいました」と悔やんでいました。しかし、重賞でも安定して上位争いが可能であることを証明してくれましたので、改めて秋のGⅠシーズンへの期待が膨らみます。今後は一旦北海道で休息を取る予定です。

出走予定のご案内

続いて今週・来週の出走予定です。

まずはエブリワンブラック(牡5・栗東・武幸四郎厩舎)。6月18日(土) 東京競馬第11レーススレイプニルステークス(オープン・ダート2100m)に出走します。前走のダイオライト記念(JpnⅡ)で2着といよいよ本格化の兆しを見せており、追い切りで跨った藤岡康太騎手からも「以前とは別馬のよう」とコメントがありました。休み明け初戦から期待が高まります。

北海道に目を向けると、エターナルハート(牝5・栗東・今野貞一厩舎)が6月19日(日) 函館競馬第7レース 3歳以上1勝クラス(芝1200m・牝馬限定)にエントリーしています。馬体の維持が課題の同馬は、今年早くから北海道の滞在競馬を目標に調整されてきました。その甲斐あって現地での飼葉食いも良く、ふっくらとした馬体でレースに臨めそうです。追い切りでも跨っている斎藤新騎手を鞍上に迎え、約2年ぶりの勝利を目指します。

翌週の6月25日(土) 東京競馬第5レース 2歳新馬(芝1800m)では シャンドゥレール(牡2・美浦・国枝栄厩舎)がクラブ同世代のデビュー1番乗りを果たすべくスタンバイしています。3月に入厩後、順調に調整が進められており、調整過程も順調です。国枝調教師が「やんちゃ」と表現されるように、気性面に懸念はありますが、追い切りの動きは良く持てる力を十分に発揮し、初戦から好勝負を見せてくれることを願っています。

最後は トップオブメジャー(牡6・栗東・辻野泰之厩舎)です。6月25日(土) 函館競馬第11レース青函ステークス(オープン・芝1200m)に出走予定です。直近での走りから平坦な、時計のかかる芝コースが最適と判断しこのレースを目標に調整されてきました。先週函館入りしましたが、輸送の影響も無いようですので得意舞台で前進を狙います。

なお、6月19日(日) 東京競馬第5レース 2歳新馬(芝1600m)でデビューを予定していたグランベルナデット(牝2・美浦・大竹正博厩舎)は出馬投票の結果、除外となってしまいました。デビュー戦について改めて検討のうえご案内をさせていただきますので今しばらくお待ちいただければと思います。

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