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熱戦が続く春競馬!所属馬の奮闘にご注目!《会報2023-14号》
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バヌーシーのメール会報をお送りします。
クラブ近況と所属馬のレース結果について
いち早く入厩を果たしたベランジェール(牝2・キャリコ2021・美浦・木村哲也厩舎)、とトラウムライゼ(牡2・ファイナルドリーム2021・栗東・池江泰寿厩舎)は4月14日、ともにゲート試験に合格しました。2頭以外にもレイデラルース(牡2・カンデラ2021・美浦・手塚貴久厩舎)が入厩し、移動の予定が立ち始めた2歳馬もおりますので、情報は随時ご案内できればと思います。
また、期限を延長していたバスティオン(牡2・アルギュロス2021・美浦・宮田敬介厩舎)が4月末に募集締め切りを迎える予定です。現状の動画等も参考のうえ、出資をご検討いただければと思います。
さて、ここからは別途特別号にて詳報をお届けしたエンプレスペイ(牝3・栗東・武幸四郎厩舎)、グランベルナデット(牝3・美浦・大竹正博厩舎)の2頭を除く、先々週からのレース結果を振り返ります。
まずは、4月6日 川崎競馬 第10レース 卯の花月特別 (B2三B3一・ダート1600m)で移籍初戦を迎えたスターズプレミア(牡6・川崎・山崎裕也厩舎)です。前走からマイナス2kgの馬体重474kgで出走しました。縦長の展開を中団よりやや前のポジションで追走しますが、最後の直線で伸び脚が見られず10着に敗れました。
山崎調教師は「仕上げが甘いよと騎手に言われました。確かに手探りな分どこまで攻めていいかわからない部分があったのと、調教でかなり行きっぷりがいいので少し甘やかしました。自分としては最後の止まり方は距離が原因だと思っています」と話しており、次走は距離短縮を検討していますが、十分な乗り込みを経て臨みたいところです。
続いてはターフに戻ってきたトップオブメジャー(牡7・栗東・辻野泰之厩舎)。4月9日 福島競馬 第11レース モルガナイトステークス(芝1200m)に前走からマイナス4kgの馬体重492kgで出走しました。出脚はやや鈍かったものの、久々を感じさせないダッシュで7番手程の位置に付け、良い手応えで最終コーナーを迎えます。もうひと伸びしたいところでしたが直線では後退してしまい、15着に敗れました。
辻野調教師は「思っていたより形になったかなという感じでしたが、最後にもう一つハミを取ることができませんでした。騎手から前回の落馬の影響を少し感じたというのが引っかかります」と話しており精神面での懸念が残りました。とは言え、まだ緩いという戦前の評価以上に道中は良い流れで競馬ができていましたので、次の目標を5月7日(日) 京都競馬 第11レース 鞍馬ステークス(オープン・芝1200m)に定め、乗り込んで緩さを取りつつ調整を進めます。
次はセットリスト(牝4・名古屋・川西毅厩舎)です。4月10日 名古屋競馬 第8レース C20組(ダート1500m)に、前走からプラス6kgの馬体重485kgで出走しました。前走を快勝するも脚元に一頓挫あるなど、順調とは言えない状態でのゲートインとなりましたが、ここでも持っている能力が違ったようです。遅れ気味のスタートから勢いをつけてすぐに2番手につけると、最終コーナーでは逃げ馬を交わし難なく先頭へ。ノーステッキで後続に3馬身差をつけ2連勝を飾りました。
最高の結果を手にしたものの、川西調教師は「スタートしてから左トモが抜けてしまい、出られませんでした。騎手は多少砂をかぶらせたそうですが、我慢できる感じがなかったので外に切り替えたと言っていました。骨が弱く、関節がまだ固まり切っておらず、トップスピードに入れようとすると走りがバラバラになります。クラスが上がって馬場も前残りのため、勝ち切るにはどうしても追わなければいけない。ただ、そうすると走りがバラバラになるので追っていないですし、鞭も入れていません」と話しており、手放しでは喜べません。今後は時間をかけどのように馬体を立て直していくかが課題となります。
ネクサスハート(牡5・園田・新子雅司厩舎)は4月12日 園田競馬 第9レース B1B2 4歳以上特別(ダート1870m)に、前走からプラス9kgの馬体重539kgで出走しました。無難なスタートを切りますが、好スタートを見せた外の2頭の後ろ、3番手を進みます。最後の直線で前をねじ伏せるかと思いきや徐々に後退していき、6着に敗れました。
騎乗した下原理騎手は「気持ちが切れてしまったような感じのレースでした。馬が自分から走るのをやめてしまっている感じです。気持ちのムラがなければ安定して走れるとは思うのですが、今日は難しい面が出てしまいました」と分析しており、現状では展開に左右される面が大きいようです。引き続き在厩のまま次走に向け調整を進めます。
アイワナアイドル(牝3・美浦・戸田博文厩舎)は4月15日 中山競馬 第5レース 3歳未勝利(芝1600m)に前走からプラス2kgの馬体重396kgで出走。好スタートから先行する格好となりますが、徐々に番手を下げ8番手ほどの位置で最終コーナーをカーブ。巻き返したいところですが、見せ場を作れぬまま13着に敗れました。
騎乗した小林勝太騎手は「馬群が密集するとあまり前に出たがらなくなり、怖がりな面が見られました。外々を通って馬から離して走らせた方が調教のような動きが出せそうです」と話しており、前進するには展開や馬具の助けが必要となりそうです。一度放牧し減った馬体を戻しながら次走を検討していきます。
次はオーロアドーネ(セン6・美浦・戸田博文厩舎)です。4月15日 福島競馬 第8レース 4歳以上1勝クラス(芝1800m)に前走からマイナス4kgの馬体重482kgで出走しました。逃げる競馬を試す1戦としていましたが、当日はハナを主張する馬が多く稍重ながら前半1000mを59.0秒のハイペースで通過します。先頭集団は4コーナーで早くも馬群に飲み込まれてしまい、オーロアドーネも16着に敗れました。
戸田調教師は「内の2頭が引かずなかなか厳しいレースになってしまいました。走りにすごく集中できるようになっているので、きっかけ一つだと思います」と話しており、次走は距離を短縮し一変を図る予定です。
4月16日 福島競馬 第3レース 3歳未勝利(ダート1700m・牝馬限定)にはクルチェット(牝3・栗東・辻野泰之厩舎)が前走からマイナス4kgの馬体重430kgで出走。スタートから終始おっつけるものの後方を追走する展開となります。道中の番手を守る11着が精一杯となりました。
辻野調教師は「ペースが落ち着くところでは流れに乗れますが、少しでもペースが上がってしまうとレースに参加できないくらいの走りになってしまいます。現状で馬ができる走りはしているように思いますが、それでは結果が伴わないという感じです」と話しており、どうしてももう1段階の成長が必要な様子です。走り切っており余力はないようですので、一度放牧に出た後、次走について検討することとなります。
ラストはドリームインパクト(牡7・美浦・国枝栄厩舎)です。4月16日 福島競馬 第10レース 奥の細道特別(4歳以上2勝クラス・芝2600m)に、前走からマイナス6kgの馬体重494kgで出走しました。後方から2頭目を追走し徐々に先頭との距離を詰めながら最終コーナーをカーブしますが、インコースで進路を失ってしまいます。外に持ち出して前を追いますが、エンジンがかかってきたところがゴールで、4着となりました。
国枝調教師は「仕掛けが遅くなりもったいないレースになってしまいました。やはり福島コースは合いますし、能力的な衰えもないですね。まだまだやれると思います」と展開を嘆きつつもコース適性が再確認できたことに収穫を口にしていました。今後は脚元の様子を見つつ5月28日(日) 東京競馬 第8レース 青嵐賞(4歳以上2勝クラス・芝2400m)に向かう予定です。
出走予定のご案内
続いて前述のトップオブメジャーを除く今週から再来週までの出走予定についてご案内します。
まずはオーヴァルブルーム(牝3・美浦・斎藤誠厩舎)です。4月22日(土) 東京競馬 第4レース 3歳未勝利(芝2000m・牝馬限定)で勝ち上がりを目指します。デビューから6戦して2着2回、3着2回、4着1回と悔しいレースが続いています。前走の反動もなく順調に来ており、鞍上も乗りなれたM.デムーロ騎手に戻るここでは最高の結果が期待されます。
続いても未勝利脱出を目指すジーククローネ(牡3・美浦・宮田敬介厩舎)。4月22日(土) 福島競馬 第7レース 3歳未勝利(芝2000m)に出走します。同馬も4走し3回が掲示板以内と堅実な走りを見せてくれていますが、もう一押しが足りない印象です。調子を落とさず調整ができていますので、距離延長を味方につけ勝ち切ってくれればと思います。
4月23日(日) 東京競馬 第2レース 3歳未勝利(ダート1600m)ではプロスペラーレ(牡3・美浦・木村哲也厩舎)がデビュー戦を迎えます。昨年6月にはゲート試験に合格していた同馬ですが体質面の弱さから調整に時間を要していました。ゆっくりとこの馬なりに良化傾向にはありますが、現状、連戦は難しそうですので、初戦から重要な戦いとなりそうです。
次は4月23日(日) 東京競馬 第8レース 4歳以上1勝クラス(芝1600m)に出走するエールトゥヘヴン(牡4・美浦・戸田博文厩舎)です。前走の中山マイル戦は大外枠に泣く形となり4着。広い東京コースで、同クラス上位の実力を十分に発揮してほしいところです。
そして、来週はディープモンスター(牡5・栗東・池江泰寿厩舎)が4月30日(日) 京都競馬 第11レース 天皇賞・春(GⅠ・芝3200m)に挑みます。昨年は未勝利に終わるも、今年の初戦、関門橋ステークス(OP)で復活の勝利を挙げた同馬は前走の金鯱賞(GⅡ)でも進路を失いながら5着と重賞戦線でも戦える姿を見せてくれました。若い時の線の細さも消え、調教でも良い動きを見せてくれており、期待が高まっています。昨年の覇者・タイトルホルダーや菊花賞馬・アスクビクターモア等がライバルとして名を連ね、簡単ではないレースとなりそうですが、順調とは言えない中でも懸命に走ってきたここまでの鬱憤を晴らしてくれることを願ってやみません。
ソナトリーチェ(牝5・栗東・奥村豊厩舎)は5月7日(日) 新潟競馬 第6レース 4歳以上1勝クラス(ダート1200m・牝馬限定)を第一候補として出走を検討しています。体調は短期放牧を挟み上々のようですので、堅実に走ってくれているこのクラスはここで卒業したいところです。
最後はヴェールアンレーヴ(牝4・美浦・宮田敬介厩舎)。5月7日(日) 東京競馬 第7レース 4歳以上1勝クラス(芝1400m)に出走を予定しています。前走は5着に終わりましたが、展開の不利もあり不完全燃焼でした。短期放牧により状態は万全ですので、勝ち上がりを決めた未勝利戦と同舞台となるここでは前進してくれるのではないかと思います。
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お知らせ情報
- グランベルナデット、次のレース予定発表(4月19日配信)
- 【出走確定】4月22、23日(4月20日配信)
- ゴールデンウィーク期間中の営業および入出金について(4月21日配信)
- エンプレスペイ、3歳未勝利の勝ち馬写真販売開始(4月21日配信)
- グランベルナデット、リステッド競走の勝ち馬写真販売開始(4月21日配信)
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