いよいよ2歳馬デビュー!募集情報にも要注目!《会報2024-23号》

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バヌーシーのメール会報をお送りします。

クラブ近況と所属馬のレース結果について

現在募集中のマリブオレンジ(マリブピア2022・牝2・父Vekoma・栗東・福永祐一厩舎)につきまして、募集は6月30日(日)までとあと2日で締切となりました。父VekomaはアメリカのGIホースで今年度が産駒のデビュー年となりますが、本国アメリカでは順調に勝ち星を積み重ねており、本馬にも期待が高まっています。募集締切前に以下もご確認のうえ、出資をご検討をいただけますと幸いです。

マリブオレンジの詳細はこちら

また、7月2日(火)18時よりアイワナビリーヴ2023(牝1・父ゴールドシップ・厩舎未定)の先行募集を実施する運びとなりました。新馬勝ちを果たした当クラブ出身の母と父ゴールドシップの下に生まれた芦毛の牝馬。母父がジャスタウェイと2009年生まれの同期が血統表に並ぶ馬が世に出るのは本馬が初めてで、血統背景も大きな魅力と言えます。詳細は以下をご確認のうえ、併せて出資をご検討をいただければと思います。

アイワナビリーヴ2023の詳細はこちら

さて、ここからは先週・先々週のレース結果を振り返ります。なお、6月28日に出走したグランスエーニョ(セン6・名古屋・川西毅厩舎)の詳報は、次号にてお届けいたしますので、あらかじめご了承ください。

まずは6月13日 川崎競馬 第11レース 中原オープン (ダート2000m)に前走から-1kgの馬体重492kgで出走したエブリワンブラック(牡7・川崎・山崎裕也厩舎)です。最内枠から無難にスタートを決め、前走同様に無理せず後方でレースを進めます。最後方の位置取りから2周目の3コーナー付近で仕掛けはじめると、1、2頭交わして直線を迎え、大外に持ち出されて追い上げを図ります。しかし大きくは伸びず11着でゴールしました。
レース後、鞍上の藤本現暉騎手は「具合は良かったのですがゲート裏から気負ってしまい、いつもよりハミにガツガツ来て抜けませんでした。直線は伸びかけましたが、最後は馬が走るのをやめてしまった感じでした」と振り返っていました。山崎調教師からは、調教のように走れればまだやれそうとの話から、最下級クラスからスタートすることができる高知の打越勇児厩舎に移籍し再起を図ることになりました。

ジーククローネ

6月15日 函館競馬 第10レース 奥尻特別(芝2000m)にはジーククローネ(牡4・美浦・宮田敬介厩舎)が前走から-8kgの馬体重458kgで出走しました。気性面を考慮し、デビュー以来初めてのブリンカーを装着して臨んだ今回。まずまずのスタートから道中は外を手応え良く進みます。3コーナーに入る手前では馬なりのまま前を行く2頭に並びかけ先頭で直線へ向かいますが、伸び切れず後続馬に交わされてしまい8着に敗れました。
宮田調教師はレース後「ジョッキーはこちらの要望通り運んでくれましたし、見ている分にはブリンカーの効果もあったように感じましたが、結果につながりませんでした。気持ちが散漫な面が良くなることを期待して、レース前に話していたように去勢したいと思います」と話していました。コメントの通り18日にノーザンファーム早来へ放牧、去勢手術を行った後で秋の中山か福島での復帰を目標にしています。

アバンチュリエ

6月15日 東京競馬 第11レース 多摩川ステークス(芝1400m)には2頭が出走しました。まずは前走から-4kgの馬体重466kgで出走したアバンチュリエ(セン5・美浦・大竹正博厩舎)です。最内枠からのスタートも徐々にポジションを下げて後方2番手を進みます。直線では内めから馬群を縫いながら末脚を伸ばし、順位を上げていきますが、追い込み届かず勝ち馬から0.4秒差の6着に敗れました。
騎乗した柴田善臣騎手は「最後の直線は周りに馬がいたことでいい走りができました。外に出していたり、周りに馬がいない状態だったら伸びなかったと思います。距離は1400m以下がいいです。1200mだったらどの競馬場にもあるので、チャンスが増えると思います」と振り返っていました。19日にノーザンファーム天栄に放牧に出ており、疲れを取って良くなり次第次走の検討に入ります。

ヴェールアンレーヴ

もう1頭は前走から+6kgの馬体重450kgで出走となったヴェールアンレーヴ(牝5・美浦・宮田敬介厩舎)。道中は6番手あたりでレースを運び、直線では各馬の外めから追い込み上位進出を狙いました。この馬なりに伸びてはいますが、他馬の伸び脚が勝り11着に敗れました。
騎乗した北村宏司騎手は「宮田先生から馬の特徴は聞いており、それを踏まえてレースに臨みましたが、後ろの踏み込みが甘いところが出てしまいました。ポジションを取りにいけましたし、ある程度前に壁を作ることができたのですが、馬場が硬くて突っ張るような走りになってしまい、追い出してから伸びることができませんでした。ソフトな馬場がいいタイプです」と話しており、馬場も味方しませんでした。レース後も状態面に問題がないことから、6月29日 福島競馬 第11レース バーデンバーデンカップ(3歳以上3勝クラス・芝1200m)への出走が決まりました。条件を変えて現状を打破してくれればと思います。

シャンドゥレール

シャンドゥレール(セン4・美浦・国枝栄厩舎)は前走から-10 kgの馬体重502kgで6月16日 東京競馬 第1レース 障害3歳以上未勝利(ダート3000m)に出走しました。絶好のスタートから先行し、1周目の向正面では無難な飛越を見せて4番手の好位を追走。しかし正面スタンド前に入ったあたりで、騎乗した伴啓太騎手がレース後に「横に馬を置いた方がいいと判断して外の馬の内側に入り、1番人気馬の後ろに入ってそのままついていこうと思ったのですが、馬の後ろに入ってからブレーキをかけた飛越になってしまいました」と話していたように、ポジションを一気に後方2番手にまで下げてしまいます。最後の直線では本馬なりに脚を伸ばして上位進出を図りましたが、上位勢とは差のある11着に敗れました。
伴騎手はさらに「最後の障害で気合を付けたら格好良く飛んでいたので、慣れてくれば変わってくると思います」と、また国枝調教師は「まずは無事に初障害を完走できたので次に期待します」と話しており、改めてこれからに期待がかかります。一旦放牧して新潟開催を目標にしていく予定です。

ビダーヤ

6月16日 京都競馬 第8レース 3歳以上1勝クラス(芝1400m)には前走から+2㎏の馬体重494kgでビダーヤ(牡3・栗東・矢作芳人厩舎)が出走。スタートはやや遅れるも行き脚がついて道中2番手を追走します。直線では早々に逃げ馬を抜いて先頭に立ち、押し切りを図りますが、直後にいた馬に内から交わされてしまいます。同馬も食い下がりますが、0.1秒差の2着惜敗となりました。
矢作調教師は「完璧に乗ったと思います。まだまだ決め手に欠ける印象で、もう一段成長しないと上のクラスで勝ち切るのは難しくなります。成長途上の馬でこれから良くなると思いますので、期待していただいていいと思います」と話していました。騎乗した坂井瑠星騎手がレース後に「現状だと1200mの方が馬の走りが楽になるように思います」と振り返っていたこともあり、態勢が整い6月29日 小倉競馬 第12レース 3歳以上1勝クラス(芝1200m)へ中1週での出走が決まりました。

ミスティックロア

ミスティックロア(牡4・栗東・矢作芳人厩舎)は6月16日 東京競馬 第11レース スレイプニルステークス(OP・ダート2100m)に前走から-16kgの馬体重514kgで出走。外めの12番枠からスタートし、やや追っつけながら前めの位置を取りに行きますが、騎乗した田辺裕信騎手がレース後「砂のキックバックを嫌がってポジションが下がってしまいました」と振り返っていたように、後方4番手でのレースを強いられます。3コーナー手前の勝負所から気合をつけられ、ポジションを上げながら直線を迎えました。馬群の外に持ち出されると上がり3ハロン最速の末脚を繰り出して他馬を交わし前を行く2頭に迫ります。しかし抜き去るほどの脚勢はなく差のない3着でゴールしました。
矢作調教師は本馬の左回りの走りに課題を挙げつつ「めちゃくちゃ強い競馬だったと自分は思っています。能力の高さを再確認しました」と話しており、チャンピオンヒルズに放牧して、回復具合を聞いてから今後の予定を決めることとなりました。

エールトゥヘヴン

6月16日 東京競馬 第12レース 3歳以上1勝クラス(芝1400m)には前走から-2kgの馬体重466kgでエールトゥヘヴン(牡5・美浦・戸田博文厩舎)が出走しました。大外枠からスタートを決めて道中はそのまま各馬の外を9番手で追走。3~4コーナーにかけて大外を回るも手応え良く直線に入り、馬場の外を鋭い末脚で追い上げましたが、勝ち馬を捕らえ切るまではいかず、同馬のさらに後ろにいた2着馬にも差されての3着でゴールしました。
騎乗した田辺裕信騎手は「相手が悪かったです。久々に乗りましたが、馬はすごく良くなっていました。距離はこれくらいが競馬はしやすいですね」と振り返れば、戸田調教師も「田辺騎手は完璧に乗ってくれましたが、勝ち馬とは斤量差がありましたし、大外枠のロスもありました。力は出してくれたと思います」と話しており、1400mという距離も合っているという意見で一致していました。レース後には馬体に少し疲れが出た模様ですが、在厩でケアを進め、待望の2勝目を目指していきます。

バスティオン

ラストはバスティオン(牡3・美浦・西田雄一郎厩舎)です。6月23日 函館競馬 第4レース 3歳未勝利(芝1800m)に前走から-8kgの馬体重562kgで出走しました。もっさりとしたスタートから後方集団の外でレースを運びます。最終コーナーまでには手応え良く8番手の位置にまで順位を上げて直線へ。外を回らずに馬群の中へ進路を取りますが、前方にいた2頭に挟まれるようになってしまい抜け出すまでに手間どります。抜け出した後は良い伸び脚を見せたものの5着でのゴールとなりました。
西田調教師は「大型馬で小脚が使えないので、直線で狭いところに入って勢いをそがれたところはあると思います。優先出走権を取れましたので、状態面が問題なければ続戦する方向で進めていきます。2回函館の最終週を目標にできればと思っています」と話しており、ダートも良さそうとのことから、相手関係を考慮しながら7月13、14日に予定されているダート1700m戦に向かう予定となりました。

出走予定と引退馬のご案内

続いて前述のヴェールアンレーヴ・ビダーヤを除く今週・来週の出走予定をご案内します。

6月29日(土)福島競馬 第9レース 開成山特別(3歳以上1勝クラス・芝2600m)にはレイデラルース(牡3・美浦・手塚貴久厩舎)が出走します。昨年9月に初勝利を挙げてから、なかなか結果を残すことができていませんが、距離を徐々に伸ばし迎えた前走の新緑賞では、3コーナー手前から一気に捲りあげる競馬で勝ち馬から0.6秒差の6着と健闘しました。今回は6月16日に美浦ウッドチップコースで行われた追い切りでラスト1ハロン(約200m)11秒5と速いタイムを計時。さらに長い距離を選択して臨む一戦で好勝負が期待されます。

リーゼダムール(牝3・栗東・辻野泰之厩舎)は6月30日(日) 小倉競馬 第4レース3歳未勝利(芝2000m)に出走します。前走は初のダート戦で8着。19日の早朝に疝痛の症状が出て予定していたレースを見合わせましたが、その後は順調に回復し、追い切り本数をこなしながら出走態勢が整いました。今年3月以来となる芝でのレースとなりますが、叩き2戦目の効果でさらなる上位進出を目指します。

続いて、当クラブの2歳馬としてデビューの先陣を切るラストレガシー(牡2・美浦・手塚貴久厩舎)。6月30日(日) 福島競馬 第5レース 2歳新馬(芝1800m) で初戦Vを狙います。入厩前からバネのある俊敏な動きを見せており、多数の活躍馬を送り出した父ドゥラメンテ最終世代の中心格としての活躍に注目を集めている同馬。当初は6月9日の東京開催でのデビューを目指して調整されていたものの、一頓挫あって延期。しかしながら大事には至らず、その後は順調に調教を重ねここまで来ています。陣営は、走りを見るとダート適性が高そうと見ていますが、まずはこのデビュー戦を勝利して飛躍への第一歩を踏み出したいところです。

シンハナーダ(牡3・美浦・国枝厩舎)は7月6日(土) 福島競馬 第4レース 3歳未勝利(芝2000m)で待望のデビュー戦を迎えます。昨年の6月にゲート試験を合格し、同7月には福島での2歳新馬に出走予定でした。ところがレース1週前追い切りで脚部に不安発症のアクシデント。その後も順調にはいかず、約1年を経てようやくスタート地点にたどり着きました。追い切りの動きは上々で、陣営もポテンシャルの高さを感じとっています。まずは実力を発揮できる走りを見せてくれればと思います。

また、パンドジェーヌ(牝3・美浦・大竹正博厩舎)は7月7日(日) 福島競馬 第3レース 3歳未勝利(芝1800m・牝馬限定)に初勝利を目指してエントリー。前走は大逃げを見せた勝ち馬を最後まで捕らえることができずに2着に惜敗しました。前々走の新馬戦では3着とひとつずつ着順を上げているだけに、今回こそはの期待が膨らみます。

グランベルナデット

最後は残念なお知らせです。グランベルナデット(牝4・美浦・大竹正博厩舎)が引退することとなりました。前走の福島牝馬ステークス(GⅢ)中に他馬の落馬事故を回避した際に痛めた左前繋の炎症が強く、期間を空けている中、再度腫れが出たため治療期間が相当長くなることが判明。また調教中に再発すると事故につながる可能性もあることから現役続行を断念、社台ファームで繁殖牝馬となることが決まりました。同馬は、当初から左前脚を中心に体調面の不安との闘いで、忘れな草賞(L)を快勝したものの腸炎のためオークス出走は断念。慎重に調整しつつ今年の初富士ステークスを制して晴れてオープン入りした直後のレースでまた不運に見舞われてしまいました。残念ではありますが、秋華賞でGⅠ初出走を果たした同馬は母が米GIIウィナーで、父のキズナはGⅠの皐月賞馬を輩出するなど血統的価値の高い馬。今はゆっくりと休息を取り、お母さんとしての仕事に全力を注いでくれればと思います。

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お知らせ情報

  • ドリームクルーズ、3歳未勝利の勝ち馬写真予約販売開始(6月14日配信)
  • 交付書面改訂のお知らせ(6月14日配信)
  • 2024年度先行募集予定馬の1頭を公開(6月21日配信)
  • 【出走確定】6月29、30日(6月27日配信)

以上のお知らせ詳細はこちらからご確認いただけます。

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