2歳馬デビュー情報も！引き続き続々出走中！《会報2024-26号》

いつもDMM バヌーシーをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
バヌーシーのメール会報をお送りします。

クラブ近況と所属馬のレース結果について

7月2日(火)18時よりアイワナビリーヴ2023(牝1・父ゴールドシップ・厩舎未定)の先行募集が開始されました。歩様や毛色を見ると父のゴールドシップがよく出ているようですが、今のところ気性面に問題は見られず、人間に対しても馬に対してもあまり強く自分を主張してこないとのことです。夜間放牧を常に行って体力を付けている段階で、今後の成長が期待されます。7月11日(木)現在、残口数が200口を切っております。出資をご検討されるお客様におかれましては、満口による募集終了にもご注意ください。

アイワナビリーヴ2023の詳細はこちら

さて、ここからは別途詳報をお届けしたレイデラルース(牡3・美浦・手塚貴久厩舎)・シンハナーダ(牡3・美浦・国枝栄厩舎)の2頭を除く先週・先々週のレース結果を振り返ります。

まずは6月28日名古屋競馬第12レースアジア・アジアパラ応援3B7 (ダート1400m)に前走から+4kgの馬体重482kgで出走したグランスエーニョ(セン6・名古屋・川西毅厩舎)です。待望していた外枠発走から上々のスタートを決めます。最初のコーナーに入るまでには先行する4頭の外につけ、道中も外々を回りながら勝機を窺います。3コーナー付近から手応えよく3番手に進出しましたが、さらにペースが上がり鞍上が促すも前方を行く馬たちに離され、後続の馬群にも飲みこまれそうなほど順位を下げます。残り50mくらいでもう一度盛り返す脚をみせますが、4着でゴールしました。
レース後、騎乗した室陽一朗騎手は「スピードの乗りが悪く、走る気持ちも少し落ちているように感じました」と話し、川西調教師も「今日の馬場ならもう少し前にいてほしかったですが、それ以前にスピードに乗れていません。暑くなって体調は良くなっていますが、勝った時のような皮膚感になっていないですし、整体をすると体の歪みが取れるのですが、乗っていくとすぐ戻ってしまい効果が薄いと感じています」と話しており、現状を考慮しクラブで協議した結果、ここで現役引退が決まり、滋賀の甲賀ファームで乗馬になることとなりました。なかなか結果が出ない中でも中央、南関東、名古屋と渡り歩き計4勝を挙げてくれた同馬の次のステップを、応援いただけますと幸いです。今まで温かいご声援をいただき、ありがとうございました。

6月29日福島競馬第11レースバーデンバーデンカップ(3歳以上3勝クラス・芝1200m)には前走から-8kgの馬体重442kgでヴェールアンレーヴ(牝5・美浦・宮田敬介厩舎)が出走しました。デビュー戦以来となるスプリント戦の速いペースに戸惑いますが、最内を馬なりで追走し徐々に進出。ポジションを7番手あたりにまで押し上げていき、直線に向きます。馬場の内よりを突いて伸びかけますが、前から下がってきた馬の影響もあり7着に敗れました。
レース後、騎乗した野中悠太郎騎手が「長い距離だと走りがバラバラになってしまう印象なので、距離は短い方がいいと思いますし、これくらいの距離で展開がはまるのを待つ形が良さそうです」と振り返れば、宮田調教師は「期待していた雨が思いのほか降らず、朝から良馬場だったのでどうかと思ったのですが、よく頑張ってくれました。久々の1200mにしては走りは悪くありませんでした。この距離でもやれそうな感触をつかめましたし、東京の1400mや1600mの時計勝負で負けている現実を考えると、1200mの方がチャンスがあるように思います」と前向きに話していました。今後はリフレッシュ放牧を挟み、8月末ごろの戦線復帰を予定しています。

6月29日小倉競馬第12レース 3歳以上1勝クラス(芝1200m)には、前走から-4kgの馬体重490kgでビダーヤ(牡3・栗東・矢作芳人厩舎)が出走しました。好スタートから押して2番手につけます。位置取りに変動がないまま直線を迎え、逃げ馬を捕らえにかかりますがここからなかなか差は詰まらず。本馬の後ろでレースを進めた勝ち馬に外から差し切られタイム差なし、クビ+ハナ差の3着でゴールしました。
騎乗した坂井瑠星騎手は「今日のレースでベストは1400mかなと改めて思いましたが、1200mも持ち前のセンスの良さでしっかり対応してくれました。まだまだ良くなる馬で一歩ずつ進んでいければと思いますし、成長に合わせながら段階を踏んでいけるというプラスの捉え方もできると思います。成長過程を考えながら乗れるのは僕しかいないので次も乗せてください。よろしくお願いします」と頼もしい言葉で振り返っていました。この後は、矢作調教師が「栗東トレセンに到着して脚元を確認してからノーザンファームしがらきに放牧して疲れを取ろうと思います」と語っており、疲れが抜けづらいようであれば、少し早い夏休みを与えることも検討しています。

6月30日小倉競馬第4レース 3歳未勝利(芝2000m)に、前走から-8kgの馬体重404kgで出走となったリーゼダムール(牝3・栗東・辻野泰之厩舎) は、まずまずのスタートから道中は6番手の好位置をキープします。レースは淀みのないペースで進みますが、国分優作騎手が「道中はいい手応えでしたが、勝負所の手前でもう走るのをやめたという感じになってしまい、ハミを取るところがありませんでした」とレース後に振り返っていたように、3コーナーに入る手前の向こう正面では少しポジションを下げてしまい、早くもムチが入ります。10番手あたりで直線に向かいますが、目立った伸び脚は見られず10着に敗れました。
辻野調教師は「もう少しやれるかなと思っていましたがメンタルの問題が大きいようで、最後は脚が上がっているわけではなく、ダラダラと周りに合わせて走るような形になっていました。集中力が保てば前回のような脚を使えるので、そうできるように次は工夫したいです。中京のワンターンの距離でブリンカーを装着して競馬に挑みたいです」と課題を示しつつ、先を見据えました。一度ノーザンファームしがらきへ放牧に出され、まずは減った馬体の回復に努めます。

続いて当クラブ所属の2歳馬としてデビュー一番乗りを果たしましたラストレガシー(牡2・美浦・手塚貴久厩舎)です。6月30日福島競馬第5レース 2歳新馬(芝1800m) に馬体重482kgでゲートインしましたが、ゲートが開いても歩くようなスタート。後方からの競馬を余儀なくされ、道中は馬群と離れた後方2番手でレースを進めます。馬場のインを通って徐々に前との距離を詰めながら後方3番手あたりで直線を迎えました。内めから末脚を伸ばして数頭交わしますが、上位勢も止まらず10着に敗れました。
騎乗した津村明秀騎手は「ゲートは慣れの問題もあるので、次はもっと出るようになると思います。芝ではスピードが足りない感じなので、ダートの方が良さそうです」と振り返り、手塚調教師も「パドックで馬っ気を出すなど幼い面も見られたので、長い目で見ていただければと思います。直線はそれなりに伸びていましたが、走りからダートの方が合うと思いますので、次はダート戦に向かう予定です」と話していました。両者ともダート適性を感じとっており、本馬が成長する過程を見守っていきたいところです。今後は8月4日(日) 札幌競馬第1レース 2歳未勝利(ダート1700m) に向かう予定です。

7月7日福島競馬第3レース 3歳未勝利(芝1800m・牝馬限定)には前走から+4㎏の馬体重460kgでパンドジェーヌ(牝3・美浦・大竹正博厩舎)が出走しました。外枠から内に寄せつつ3番手で最初のコーナーをカーブ。勝負所で先頭に並び抜け出しを図りますが振り切ることができません。最後は後続馬に交わされ、クビ+アタマ差の3着でゴールしました。
騎乗した戸崎圭太騎手は「直線でフラフラしてもたれる面が多少見られました。追い出してから思った以上に伸びを欠いてしまい、粘ることができませんでした」と話し、また大竹調教師は「勢い良く行った分だけ脚がたまらなかったようです。少し左に張る走りなので、右回りではその分のロスもありました」と敗因を分析していました。次走は日程上の問題で相手関係が強化されるであろう左回りの新潟へ向かうか、相手関係を考慮して札幌に向かうか、難しい選択を迫られています。

ラストは交流戦に挑んだツキヨノウサギ(牝3・栗東・奥村豊厩舎)。7月10日(水) 園田競馬第8レース摩耶山特別(３歳登録馬・ダート1400m)に、前走から-2㎏の馬体重398kgで出走しました。メンバー構成が手薄と見て初めてのダートを選択したこの一戦。道中は中団やや後方を進みますが、騎乗した吉村智洋騎手が「キックバックを気にする以前にダートが合わなかった感じです。常にプッシュしなければいけませんでしたし、直線は余力が全くありませんでした」と振り返る通り、見せ場を作れないまま7着に敗れました。
今回の敗戦を踏まえ奥村豊調教師は「北海道も考えていたのですが、体の小さい馬で長距離輸送はリスクがあると感じていますし、今日の走りを見て洋芝は難しいだろうなと思いました」と話しており、今後は中京、芝でのレースに出走できるよう調整を続けていきます。

出走予定のご案内

続いて今週・来週の出走予定をご案内します。

デビューを迎えるのは7月13日(土)小倉競馬第5レース 2歳新馬(芝1800m)に出走するミストラルフェザー(牝2・栗東・茶木太樹厩舎)です。4月下旬にゲート試験合格を決め、その後はノーザンファームしがらきへ放牧、5月には小倉でのデビューを目標に調整をしてきました。茶木調教師は「ゆくゆくはマイルくらいの距離が良さそうな馬ですが、期待している馬なので長めの距離で競馬を教えていく方がいいと考えました」とコメント。デビュー戦で騎乗予定の西村淳也騎手からは「理想は勝って新潟2歳ステークスで、この馬なら新潟に乗りに行きたいです」とのコメントが飛び出すほどで、好勝負が期待されます。

バスティオン(牡3・美浦・西田雄一郎厩舎)は7月14日(日)函館競馬第2レース 3歳未勝利(ダート1700m)にエントリー。前走は直線で勢いを削がれるなど不運な面もありましたが5着と頑張ってくれました。ダート替わりの一戦になりますが陣営は適性を感じている様子。何とか一発回答と行きたいところです。

続いては7月14日(日)小倉競馬第10レース西部日刊スポーツ杯(3歳以上2勝クラス･ダート1700m・牝馬限定)に出走するエンプレスペイ(牝4・栗東・小栗実厩舎)。昨年12月に初めて芝コースの中京日経賞に出走後、武幸四郎厩舎から小栗厩舎へ転厩しました。3月に放牧先から戻ったところで左前球節の腱鞘炎が判明し、休養が長引いてしまいましたが焦らず調整を続け、晴れて復帰戦となりましたが転厩初戦であることに加え約7か月ぶりの出走。まずは無事に回ってきて、さらにクラスにメドが立つ内容なら言うことありません。

来週はアバンチュリエ(セン5・美浦・大竹正博厩舎)が7月20日(土) 札幌競馬第11レース TVh賞(3歳以上3勝クラス･芝1200m)に出走予定です。6月15日の多摩川ステークス(芝1400m)では柴田善臣騎手を鞍上に迎え、0.4秒差の６着に健闘。引き続き大ベテランに騎乗してもらいたいことから、柴田騎手が騎乗できそうなこのレースを目標に調整が続けられてきました。距離は短い方がいいという鞍上の感触から初の1200m戦となりますが、どういった競馬を見せてくれるのか楽しみです。

また、キングスコール(牡2・栗東・矢作芳人厩舎)は7月21日(日)札幌競馬第5レース 2歳新馬(芝1800m)でデビューする予定です。札幌の芝コースで行われた1週前追い切りの動きは上々で、矢作調教師からは「一度使ってからかなというイメージでしたが、ある程度手応えを持って札幌の開幕週に持っていけそうです。最初からやれそうなのはうれしい誤算です」とコメントがありました。もっと長い距離が合いそうというコメントもありましたが、まずはどんな走りを見せてくれるか注目です。

当該馬に出資されているお客様ならびにコンテンツ開放されているお客様は、調教の様子や近況を[タイムライン]にてご覧いただけます。
近況は、取引ツールへログイン後に[馬一覧]から当該馬を選択していただき、画面下部にある「タイムラインで近況を見る」ボタンからお進みいただくと便利です。
また、調教やレース後の関係者のコメントは[ホースマン情報局]からご確認ください。

ログイン後に近況動画や関係者のコメントをご確認いただけます。
取引ツールにはこちらからログインいただけます。