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ディープモンスターが香港の最強馬相手に敢闘《会報2026-19号・特別号》
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現地時間5月24日(日本時間同日) 香港・シャティン競馬 第8レース チャンピオンズ&チャターカップ(G1・芝2400m)に出走したディープモンスターを振り返るべく、会報特別号をお届けいたします。
不利を受けながらも意地を見せる3着
昨年の京都大賞典でうれしい重賞初制覇を飾ったディープモンスター(牡8・栗東・池江泰寿厩舎)。続くジャパンカップでは世界の高い壁に阻まれましたが、年が明けて2月14日にカタール・アルライヤン競馬場で行われたアミールトロフィーでは、ゴリアットやジアヴェロットらG1馬を退けて海外重賞初勝利を飾りました。3月12日に発表された「ロンジンワールドベストレースホースランキング」では120ポンドを獲得。当時の日本の芝馬としてトップとなるレーティングを手にしました。
次なるタイトルを求めて照準を合わせたのが、香港のチャンピオンズ&チャターカップ。G1を14勝し、香港3冠を狙うロマンチックウォリアーや、昨年の香港ダービー覇者キャップフェラなど、地元の強豪に挑むことになりました。無事に現地入りしたディープモンスターは、香港でも見栄えのする青鹿毛の馬体を誇示。前走後から続く好調を維持しながら着々と爪を研いできました。
圧倒的な1番人気の座はロマンチックウォリアーに譲ったものの、ディープモンスターは近走の充実ぶりから、主催者発表のオッズで11倍となる単勝2番人気に支持されました。新たに鞍上に迎えたJ.モレイラ騎手と返し馬で呼吸を合わせ、2番ゲートへ無事に収まりました。発馬をきっちり決めると、ロマンチックウォリアーと並ぶように3、4番手をキープ。やや行きたがる様子を見せましたが、手応えを十分に残しながら4コーナー手前からスパートを開始しました。
少し離れた前を行く2頭を目がけて徐々に差を詰めていきましたが、ロマンチックウォリアーも外から仕掛けてきました。直線では2頭が並んで脚を伸ばしましたが、残り約200m地点でライバルに内に閉じ込められて前が壁になり、追いづらくなって引き離されてしまいました。それでも諦めることなく再びファイトし、勝ったロマンチックウォリアーから半馬身+2馬身差の3着でゴール板に飛び込みました。
レース後、J.モレイラ騎手は「前半少しハミを噛んでしまい、その分最後が甘くなってしまいました。直線で進路が少し狭くなる場面がありましたが、競馬なので仕方ありません。馬は非常に頑張ってくれましたし、前半もう少しリラックスして走れればもっと際どかったと思います。素晴らしいチャレンジを素晴らしい馬でできたことを誇りに思います。悔しい気持ちはありますが、またチャレンジするチャンスをいただきたいです」と静かに振り返りました。
池江泰寿調教師は「状態は素晴らしかったですし、気候が蒸し暑く調整が難しかったと思いますが、担当の天本(調教助手)がしっかりと調整してくれました。少しハミを噛んでしまいましたし、直線は思うところがありましたが勝ち負けに持ち込めました」と、直線の不利を悔やみながらも健闘をねぎらっていました。
2戦連続の海外重賞制覇はなりませんでしたが、力を示してくれました。今後は秋の大レースに向けて早めの夏休みに入ります。池江調教師は「ブリーダーズカップターフや香港ヴァーズに照準を絞って、今回の悔しさと借りを返したいです」と見通しを語りました。まだ見ぬ景色を求めて駆け抜ける8歳の大ベテランに、引き続き温かいご声援をいただけますと幸いです。
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