用語集

病気・けが

胸膜炎(きょうまくえん)
肺の表面をおおう胸膜に生じる炎症。これが原因で浸出液が胸腔内に溜まってしまうことがある。結果、競走馬の呼吸が困難になるなど競走能力に悪影響がでる。
屈腱炎(くっけんえん)
屈腱(くっけん)の腱繊維が一部断裂し、患部が発熱、膨張する症状。治癒までに数ヶ月~数年かかることがあり、再発する可能性も高い。競走生命に大きな影響を及ぼす。
骨膜炎(こつまくえん)
骨の外側を覆っている骨膜という組織が炎症を起こす場合を指し、痛みや腫れを伴うことがある。管骨という部位に起こる骨膜炎はソエと呼ばれる。参考:ソエ
骨瘤(こつりゅう)
骨の近辺にできる瘤(こぶ)状の隆起のことで痛みや発熱を伴う症状もある。
喘鳴症(ぜんめいしょう)
一部の神経が麻痺することなどで気道が狭くなり、異常な呼吸音を発する症状のこと。発症すると全力疾走時に十分な呼吸ができなくなり競走能力に悪影響がでる。一般的にノド鳴りとも呼ばれることがある。
ソエ(そえ)
成長途上にある若駒が発症しやすい骨膜炎のこと。患部の冷却と激しい運動を避けること、年齢を経て骨の成長が進むことで徐々に解消される。
蹄病(ていびょう)
馬の蹄に関する病気を総称して呼ぶ。複数の種類があるが、蹄(ひづめ)が炎症を起こしたり変質してしまい、ひどいと壊死してしまうこともある。
跛行(はこう)
脚部の故障、異常により競走馬の歩き方がおかしくなる様子。前肢跛行(肩跛行、かたはこう)と、腰部に原因を持つ後肢跛行(寛跛行、かんはこう)がある。
鼻出血(びしゅっけつ)
競走馬における鼻血のこと。命に関わる症状ではないが鼻出血を発症した競走馬は呼吸が十分にできない為、レース中に発症すると競走能力に悪影響がでる。
フレグモーネ(ふれぐもーね)
外傷部位などから細菌が侵入し、数時間で腫れと強い痛み、発熱などの症状がでる事もある急性の化膿性疾患のこと。
腰痿(ようい)
腰が麻痺してふらつく症状のこと。
予後不良(よごふりょう)
重度の故障により救命不能の診断が下され、安楽死処置となること。
ページTOPへ